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因幡万葉歴史館

因幡万葉歴史館

鳥取県鳥取市国府町にある歴史館が、因幡万葉歴史館。国府町は奈良時代に因幡国の国府(因幡国庁)が置かれた地。その周囲に因幡国分寺・国分尼寺が建立され、因幡一之宮の宇倍神社が鎮座する政治文化の中心地でした。館内では、そうした因幡国の、古代と万葉文化を紹介しています。

因幡の古代史とゆかりの大伴家持を紹介

三十六歌仙のひとり、万葉歌人の大伴家持(おおとものやかもち)は、因幡国司としてこの地に赴き、天平宝宇3年(759年)、「新しき 年の始の 初春の 今日降る雪の いや重け吉事(よごと)」の歌を詠み、この歌が『万葉集』の最後を飾るの歌となっているのです。

因幡万葉歴史館では、導入として「大伴家持ホール」で、大伴家持の生涯にスポットをあて、これを通して万葉の世界を解説。
常設展示室「~因幡の古代~」では、国府町に残る梶山古墳や岡益石堂などの遺跡をピックアップし、原寸大の模型で再現するほか、因幡国庁模型を展示。
奈良時代の役人の仕事、さらに平安時代の国司を紹介しています。

「伊福吉部徳足比売(いふきべのとこたりひめ)ホール」は、釆女(女官)として都で天皇に仕えた因幡の豪族の娘、徳足比売にスポットを当て、国の重要文化財に指定される伊福部徳足比売骨蔵器の複製を展示。

企画展示室では、大陸文化の強い影響を受けた当時の服飾や古代の染織を学ぶことができます。

民俗展示室「~因幡の民俗芸能~」では因幡地方の民俗行事、一本角の『麒麟獅子舞』と『因幡の傘踊り』を紹介。

敷地内には万葉集に詠まれた植物50種以上が植栽された回遊式庭園「万葉と神話の庭」も築かれ、散策も可能。
喫茶「万葉」では庭園を眺めながらひと息つくことができます。

高さ30mの展望塔「時の塔」からは、眼下に広がる万葉の里はもちろん、晴れた日には万葉集にも詠まれる面影山(100m)、今木山(98m)、甑山(こしきやま100m)の因幡三山を眺望。

万葉衣装の試着体験も人気(試着代必要)。
万葉レンタサイクルの無料貸し出しもあるのでここを起点に万葉の里巡りも可能。因幡国庁跡、因幡国分寺跡など万葉の里めぐりを楽しむことができます。

因幡万葉歴史館
名称 因幡万葉歴史館/いなばまんようれきしかん
所在地 鳥取県鳥取市国府町町屋726
関連HP 因幡万葉歴史館公式ホームページ
電車・バスで JR鳥取駅から日ノ丸バス中河原線で30分、因幡万葉歴史館入口下車
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから約8km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 因幡万葉歴史館 TEL:0857-26-1780/FAX:0857-26-1781
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

因幡国庁跡

鳥取県鳥取市国府町、袋川(国府川)沿いの中郷集落近くにある古代の因幡国(いなばのくに)の政庁跡。国府町(こくふちょう)、国府川という地名は、一帯が古代に因幡国の国府だったことを物語っています。昭和52年に整然と並んだ掘立柱建物跡が10棟ほど

因幡国分寺跡

因幡国庁跡の南に建つ、黄檗宗の寺、最勝山国分寺一帯が古代の国分寺の跡。現在の国分寺は広い寺域の南西に位置し、東側に金堂や塔などの伽藍があったと推測されています。741(天平13)年、聖武天皇の勅願で諸国に建立された官寺の国分寺のひとつで、こ

梶山古墳

鳥取県鳥取市国府町にある古墳が、梶山古墳(かじやまこふん)。昭和53年、中国地方で初めて彩色壁画が発見され、さらに発掘調査で日本最古の方形壇を持つ変型八角形墳であることが判明(八角墳は天皇陵などに採用された形式)。因幡地方の貴重な古墳として

 

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