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伯耆国庁跡(伯耆国府跡)

伯耆国庁跡

鳥取県倉吉市、国分寺地区にある、律令時代の伯耆国(ほうきのくに=現在の鳥取県中西部)の国庁の跡が伯耆国庁跡。昭和44年、柱穴状の落ち込み群が確認され、昭和48年〜昭和53年の発掘調査で、伯耆国庁の遺構であることが判明しています。伯耆国府跡として国の史跡になっています。

律令時代、伯耆国の中心地は倉吉に!

6次にわたる発掘調査では、幅2m、深さ1mの溝で区画された外郭と、外郭域の中央部に位置する内郭(国衙政庁域)が確認され、内郭には正殿、後殿、脇殿等の建物をコの字形に配されていたことが判明しています。

国の史跡の伯耆国府跡には、伯耆国庁跡のほか、国庁に付属する役所か国分尼寺か意見の分かれる(当初、役所として使用され、後に国分尼寺に転用されたとも)法華寺畑遺跡(ほっけじばたいせき)、官衙から倉庫群へ転換した伯耆の国直轄の税の集積施設と推測される不入岡遺跡(ふにおかいせき)が含まれ、全体として古代の伯耆国の中心、国府の跡だということに。

法華寺畑遺跡は公園として整備され、日本の歴史公園100選にも選定。
また、伯耆国庁跡の東側には、伯耆国分寺跡があり、一帯が律令時代、伯耆国の中心地だったことがわかります。

ちなみに、国司が国内の神社を巡拝するのを簡略化するため、国内の神々を国府近くに合祀したという伯耆国の総社は、倉吉市国府町に鎮座する、その名もズバリの、伯耆国総社国庁裏神社です。

伯耆国庁跡(伯耆国府跡)
名称 伯耆国庁跡(伯耆国府跡)/ほうきこくちょうあと(ほうきこくふあと)
所在地 鳥取県倉吉市国府、国分寺、不入岡
関連HP 倉吉観光MICE協会公式ホームページ
電車・バスで JR倉吉駅からバス農高線で25分、国府下車、徒歩15分
ドライブで 北条湯原道路倉吉西ICから約2.5km
問い合わせ 倉吉市教育委員会文化財課 TEL: 0858-22-4419
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

伯耆国分寺跡

鳥取県倉吉市国分寺、天平 13 年(741年)、聖武天皇の詔で伯耆国(ほうきのくに=現在の鳥取県中西部)に建立された国分僧寺(金光明四天王護国之寺)の跡が伯耆国分寺跡。国府川左岸の丘陵上に立地し、溝と土塁(南側は溝と築地塀)が巡らせれた東西

法華寺畑遺跡(伯耆国府跡)

鳥取県倉吉市国府、伯耆国分寺跡の北東にあるのが法華寺畑遺跡(ほっけじばたいせき)。伯耆国庁跡からは北東400m、伯耆国分寺跡には隣接する遺跡で、伯耆国分尼寺の跡とも推測されています。伯耆国府跡として国の史跡になっているほか、伯耆国分寺跡とと

不入岡遺跡(伯耆国府跡)

鳥取県倉吉市不入岡にある、伯耆国の国府に関連する遺構が、不入岡遺跡(ふにおかいせき)。平成5年に溝や板塀によって区画された大規模な建物群が発掘され、話題に。伯耆国の国府に関連した遺構として、伯耆国庁跡、法華寺畑遺跡とともに伯耆国府跡として国

 

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