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立山(大汝山)

立山(大汝山)

富山県中新川郡立山町芦峅寺、「神が立つ山」として、富士山、白山と並び日本三霊山に数えられる霊峰、立山(たてやま)。その主峰は、主峰は、雄山神社の鎮座する雄山ですが、最高峰は、大汝山(おおなんじやま)で標高3015mです。山頂横に大汝休憩所があり、昼食が可能。

日本最北の3000m峰

立山三山と呼ばれるのは、浄土山、雄山、別山。
浄土山=阿弥陀如来(過去)、雄山=釈迦如来(現在)、別山=弥勒菩薩(未来)を重ね合わせて、立山三山とし、室堂の地獄と、浄土を対比させるという山岳信仰、仏教哲学を具現化した場所だったのです(山全体が『立山曼荼羅』・たてやままんだら)。
大汝山の大汝も大汝命(おおなむちのみこと=大国主命の若い頃の名前)で、立山の信仰登山は、地獄に落ちることなく、極楽往生できる救済の旅でもあったのです。

大汝山は、雄山権現(現・雄山神社峰本社)の改築の際の遷座の山で、白山信仰の霊峰・白山でも大汝は、御内陣としての位置づけでした。

雄山(3003m)、大汝山(3015m)、富士ノ折立(2999m)が立山本峰で、雄山と大汝山の東側の御前沢カール、富士ノ折立の北東の内蔵助カールには、氷河が存在します(富山県立山カルデラ砂防博物館の研究チームが氷体=万年雪の流動を確認)。

また、大汝山は、日本最北の3000m峰で、立山信仰時代の北辰信仰(雄山から北にある大汝山を北極星神格化して遥拝)が裏付けられた格好です。

大汝山山頂直下の窪地には、雷鳥荘直営の大汝休憩所(月上旬〜9月下旬開設)があり、休憩、食事ができ、標高3000mで味わう定食が人気です。

眼下の真砂沢の雪渓は、氷河!
ミクリガ池から眺めた雄山、大汝山、富士ノ折立、浄土山
立山(大汝山)
名称 立山(大汝山)/たてやま(おおなんじやま)
所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂
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