雄山登山・立山登拝道コース

雄山登山・立山登拝道コース

富山県立山町、日本三霊山に数えられる立山の主峰・雄山(おやま標高3003m)へは、立山黒部アルペンルートの最高地点・室堂ターミナル(標高2450m)から一ノ越を経て山頂に立つ登り2時間30分、下り1時間30分の登山コースあり、人気のルート。この道は、宗教登山時代の立山登拝道(立山禅定道)と同じです。

室堂から立山登山旧道で雄山を目指す

室堂ターミナルから立山室堂山荘の横を抜け一ノ越までは、遊歩道のように整備された道。
中間地点となる標高2700mの稜線、一ノ越には「一の越山荘」があり、食事、宿泊が可能。
一ノ越から雄山までは火山性の砂ザレの急な登り道が1時間ほど続きますが、遠く槍ヶ岳まで広がる北アルプスのパノラマを眺望します。
雄山山頂は雄山神社境内で参拝料を納めお祓いを受けます。

雄山神社は、峰本社(みねほんしゃ)、中宮祈願殿(ちゅうぐうきがんでん)、前立社壇(まえだてしゃだん)の三社の総称で、雄山山頂に鎮座するのは峰本社にあたります。
神仏習合時代には立山権現が祀られたのが雄山。
他の霊山のように奥宮ではなく、峰本社というように立山信仰の中心的な存在で、霊峰・立山のシンボルとなっています。
現在の祭神は主神・伊邪那岐神 (いざなぎのかみ/本地仏:阿弥陀如来)、福神:天手力雄神 (あめのたぢからおのかみ/本地仏:不動明王)。

立山信仰と立山登拝道

雄山登山・立山登拝道コース

立山黒部アルペンルートが開通する以前には、千寿ヶ原(現・立山駅)から美女平、弘法平、弥陀ヶ原、獅子ヶ鼻岩、天狗平、室堂・玉殿岩屋(立山開山信仰の聖地)を経て、頂に立ったのです(登拝道の弥陀ヶ原〜室堂も登山道として整備されています)。
地獄谷の火山活動は、まさに地獄の様相を具現化していたので、 「立山に地獄あり」と恐れられ、立山に登拝することで死後の世界を疑似体験し、現世の罪や穢れを落すことができるとされていました。
立山の開山由来と、山内の名所を図解したのが『立山曼荼羅』(たてやままんだら)で、登山口に位置する芦峅寺(あしくらじ)や岩峅寺(いわくらじ)の衆徒が立山信仰を喧伝(けんでん)するのに絵解きして、立山登拝を勧誘したのです。
明治になると神仏分離、廃仏毀釈、さらには修験道の禁止などで宗教色は薄れ、明治5年に女人禁制が解かれ、さらに近代登山の対象として外国人の登山も行なわれるようになり、明治11年には英国人外交官アーネスト・サトウ、明治26年には佐伯平蔵の仲語(ガイド)で、ウォルター・ウェストンが登頂しています。
また、近年まで、越中の男子には成人への通過儀礼として立山詣をする慣習があり、立山登拝道(立山禅定道)を下界から山頂目指して歩いたのです。

雄山登山・立山登拝道コース
名称 雄山登山・立山登拝道コース/おやまとざん・たてやまとはいどうこーす
所在地 富山県中新川郡立山町立山頂上
関連HP 立山黒部アルペンルート公式ホームページ
電車・バスで 富山地方鉄道立山駅から立山黒部アルペンルート利用
ドライブで 北陸自動車道立山ICから約25kmで立山駅駐車場。長野自動車道安曇野ICから約40kmで扇沢駐車場
駐車場 立山駅駐車場(900台/無料、混雑時は臨時駐車場を600台/無料を開設) 扇沢駐車場(350台/有料、230台/無料、混雑時は臨時駐車場を600台〜800台/有料を開設)
問い合わせ 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド TEL:076-432-2819
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
雄山神社・峰本社(雄山山頂)

雄山神社・峰本社

富山県中新川郡立山町、日本三霊山・立山(たてやま)の主峰、雄山(3003m)の山頂に鎮座するのが雄山神社・峰本社。大宝元年(701年)、佐伯有頼(さえきのありより)が立山・室堂平の玉殿岩窟で立山権現の霊示を受け、文武天皇の勅命で開山したと伝

立山(雄山)

「神の立つ山」立山は白山、富士山と並ぶ日本三大霊山に数えられ、立山修験(たてやましゅげん)と呼ばれる山岳信仰の場。立山信仰では浄土山は「過去」、雄山(立山)は「現在」、別山は「未来」でこの3つが立山三山。立山連峰で最高峰は、雄山の北にそびえ

室堂ターミナル

室堂ターミナル

富山県立山町の立山駅(立山ケーブル)と長野県大町市の扇沢駅(関電トンネル)を結び、北アルプスの後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と立山連峰を貫く山岳観光ルートが立山黒部アルペンルート。その最高所、立山(標高3015m)の山上、室堂平(標高

 

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プレスマンユニオン編集部

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