沼山峠展望台

沼山峠展望台

福島県南会津郡檜枝岐村(ひのえまたむら)、福島県側からの尾瀬沼・尾瀬ヶ原入口、尾瀬シャトルバス終点の沼山峠バス停から、階段状の木道を登り徒歩20分ほどで沼山峠。そこにある沼山峠展望台からは、尾瀬沼を眼下に、燧ヶ岳、遠く日光連山を眺めることができ、絶好の休憩スポットになっています。

旧沼田街道の沼山峠にある展望地

かつて上州(群馬県側)の大清水から尾瀬沼を経て会津(福島県側)の檜枝岐に至る沼田街道の難所といわれた峠で、別名を焼山峠。
標高1784mの峠自体は眺望が悪いのですが、尾瀬沼側に3分ほど下った標高1781mに位置する展望台からは、木々の向こうに燧ヶ岳、尾瀬沼、日光連山を眺望できます。
尾瀬沼の標高は1660mなので、尾瀬沼まではここから120mほど下ることに。

沼田街道は、会津若松と上野国(群馬県)の沼田を結ぶ旧街道。
上州側では会津街道と呼ばれていました。
会津側からは米や酒、上州側からは油や塩、日用雑貨などが運ばれ、尾瀬沼の畔で中継されていたのです。

沼山峠バス停から尾瀬沼は徒歩1時間ほどで到達できます(沼山峠まで徒歩20分、途中の大江湿原までさらに徒歩30分)。

幕末の戊辰戦争では新政府軍が沼田街道を使って会津侵入を試みると予想し、なんと尾瀬沼の最上流に位置する大江湿原に防塁が築かれています。
今では尾瀬のメインルートになっている沼山峠越えですが、江戸時代には重要な交易ルートだったのです。
沼山峠~七入の間には旧沼田街道がブナの森を歩くハイキングコースとして現存し、地元・福島民報が選定する「ふくしま遊歩道50選」にも選定。

沼山峠展望台
名称 沼山峠展望台/ぬまやまとうげてんぼうだい
所在地 福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳
電車・バスで 野岩鉄道会津高原駅から会津乗合自動車バス尾瀬沼山峠行きで1時間55分、終点下車
ドライブで 磐越自動車道会津若松ICから約114kmで御池駐車場。御池駐車場からシャトルバス利用
駐車場 御池駐車場(450台/有料)
問い合わせ 尾瀬檜枝岐温泉観光協会 TEL:0241-75-2432/FAX:0241-75-2336
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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