二上山万葉ライン

富山県高岡市、越中国の国府が置かれた高岡市伏木市街の背後（西側）にそびえる二上山。その二上山の東峰（男岳・274m）、西峰・城山（女岳・258.9m）、佛舎利山佛石寺と仏舎利塔のある鉢伏山（200m）を縫って走る全長約8.4kmのスカイラインが二上山万葉ラインで、立山連峰から能登半島までの雄大な眺望が最大の魅力。

二上山の山上を走るスカイライン

万葉歌人の大伴家持（おおとものやかもち）が越中国司として赴任したとき、二上山をこよなく愛し「玉くしげ 二上山に鳴く鳥の 声の恋しき時は来にけり」という歌を『万葉集』（巻17-3987）に残し、御前下駐車場には大伴家持銅像も立っています。
これが、二上山万葉ラインの名の由来です。

二上山万葉ライン沿いに、眺めのいい守山城跡（城山園地）、平和観音像、大伴家持銅像、仏舎利塔、平和の鐘、二上山郷土資料館、二上山万葉植物園、二上山キャンプ場などがあります。

西峰・城山（女岳・258.9m）の山頂部にある守山城跡（城山園地）は、随一の展望スポットで、夜景のスポットにもなっています。

例年12月～翌3月（積雪時）にはゲートが閉鎖されます。
ドライブ途中の展望スポットは、鉢伏山駐車場（平和の鐘）と、二上山展望台、城山園地（守山城本丸跡）、二上山万葉植物園などがあります。

二上山（守山城跡）

富山県高岡市と氷見市（ひみし）の境界に位置する標高274mの山で、能登半島国定公園に指定されています。東峰と西峰からなる双耳峰で、古来より神の山として崇められてきました。越中国を見渡す山は戦略的にも重要で、中世には西峰の山上に松倉城、増山城

勝興寺

富山県高岡市伏木古国府、本願寺8世・蓮如上人ゆかり（浄土真宗本願寺派）の名刹で、越中国の国庁跡に建つのが、勝興寺。加賀藩10代藩主・前田治脩（まえだはるなが）の支援を受け、寛政7年（1795年）建立した本堂、大広間及び式台は国宝、そのほか1