菅野家住宅

菅野家住宅

富山県高岡市、重要伝統的建造物群保存地区に指定される高岡の山町筋にある商家が菅野家住宅。菅野家は明治初頭に、5代の菅野伝右衛門が北前船での北海道貿易で財を成し、6代目、7代目は明治22年に高岡銀行、明治36年には高岡電灯を創立。さらに政界にも進出し高岡の発展に尽力した名家です。主屋と土蔵は国の重要文化財に指定。

高岡の山町筋にある重要文化財指定の商家

高岡城築城の際に商人町に定められ、前田家伝来の「御車」が与えられた町の総称が山町筋。
旧北国街道(北陸道)がメインストリートで、商人の町として発展しました。
藩政時代の一国一城令で高岡城が廃城後、高岡は商工業の振興で生き残りを図ります。
そんな商業都市・高岡の繁栄のシンボルが山町筋の商家です。

主屋と土蔵は明治33年6月27日の高岡大火直後に再建されたもの(当時菅野伝右衛門は、高岡商業会議所会頭、そして富山県多額納税者として貴族院議員に互選されていました/明治33年10月10日没)。
高岡大火では市域の6割を焼失。
大火前年に施行された「建物制限規則」(富山県令第51号)で、繁華街の防火建築が義務付けられたため、山町筋の復興にあたっては当時の防火建築物である土蔵造りが採用されたのです。

主屋は、大工棟梁に室田直助、天井飾りの鏝絵(こてえ)など左官には壁長が携わり、当時10万円の大金を投じて建築されています。
菅野家住宅は現在も住宅として使用されていますが、一般にも公開されています。

ちなみに、山町筋の各商家は、家紋のような「山町紋」を有しています。
菅野家も「源氏香」(げんじこう=源氏物語全五十四帖を模した紋章)、角字紋(かくじもん)に似た「山町紋」を塀に見ることができます(「源氏香」に同じ文様はありません)。

名称 菅野家住宅
所在地 富山県高岡市木舟町36
関連HP 菅野家住宅公式ホームページ
電車・バスで あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩15分
ドライブで 能越自動車道高岡ICから約5km、北陸自動車道小杉ICから約10km
駐車場 山町筋観光駐車場(20台/無料)
問い合わせ 菅野家住宅 TEL:0766-22-3078
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区

高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区

富山県高岡市の山町筋一帯は、慶長14年(1609年)、高岡城の築城時に、前田利長から豊臣秀吉ゆかりの「山車」(だし)が与えられたと伝えられる通り(北国街道沿いの町人地)が山町筋。明治33年の大火以降に防火建築として土蔵が建てられたものが現存

 

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