首都圏で最長距離を走る普通列車は、2024年3月16日(土)にダイヤ改正で誕生(復活)した上野東京ライン・前橋発沼津行きで、前橋駅を19:13に発車、両毛線、高崎線、東海道本線を経由し、東京駅21:23着、終点の沼津駅には23:35着。走行距離は241kmに及び、乗車時間も4時間22分というロングラン。
快速を除く電車としては、日本最長! しかもグリーン車併結
東海道本線は熱海駅がJR東海との境界駅、東海道本線としての熱海駅はJR東海の管轄で(伊東線はJR東日本)、列車番号は熱海駅まで1943E、熱海駅からはJR東海管内で331Mに変わります。
グリーン車も通常通り、2両連結されていますが、熱海以遠の乗車には+750円必要に。
うっかりそのまま乗車すると750円支払うことになります。
改正前の上野東京ラインの最長距離列車は、宇都宮~沼津間(235.7km)を結ぶ列車でしたが、上には上があり、中央本線に鉄道ファンにも有名だった「日本最長ロングラン普通列車」高尾発長野行きありました。
441M長野行きは、高尾駅14:09発、終着・長野駅に18:51着、所要4時間44分という長距離列車でした。
「青春18きっぷ」で東京から長野方面に向かう利用者には愛用されていた列車でしたが、大月~長野間に運転区間が短縮、大月14:46発、長野18:51着となり(東京駅発の中央特快が大月駅で接続)、210km、4時間5分に短縮され、首都圏TOP(快速を除く電車では、日本最長)の座を上野東京ラインに明け渡しています。
上野東京ライン(前橋〜沼津)は、あくまで普通列車の長距離列車で、追加料金不要の快速などを含めれば、敦賀駅17:49発の新快速・播州赤穂行きが、275.5km、所要4時間7分(土休日は4時間6分)で日本で最長距離の快速列車ということに。
北海道にも宗谷本線を完走する旭川駅6:03発の普通列車・稚内行きで、列車番号も321D、4323D、4325Dと変わります。
259.4kmを6時間4分かけて走るロングランの列車で、この列車が目下の2位。
普通列車としては、この旭川〜稚内がTOPということに(非電化区間を走るディーゼルカーです)。
かつては首都圏にも熱海18:52発、黒磯23:39:着の1644Eの走行距離268.1kmというロングラン列車がありましたが、宇都宮線の運転系統が宇都宮駅で完全に分離されたことを契機に、2022年3月のダイヤ改正で消えています。
というわけで普通列車・電車のロングラン1位が、「上野東京ライン」前橋発沼津行きです。
ちなみに、「上野東京ライン」前橋発沼津行きは沼津駅23:35着で、なんと沼津駅23:39発の「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」に接続しています。
最長距離を走る普通は、「上野東京ライン」前橋発沼津行き | |
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