海底を歩いて渡ることができるのが「海底トンネル人道」。取材班の知る限り、日本にある「海底トンネル人道」は5ヶ所。もっとも有名なのが、関門海峡を渡る国道のトンネル「関門トンネル人道」のほか、川崎市道川崎駅扇島線の「川崎港海底トンネル人道」、衣浦トンネル人道、新潟みなとトンネル自転車歩行者道、黒部漁港の海底地下道の5ヶ所となっています。
この5ヶ所で、海底をのんびりお散歩!
海底トンネルということであれば、神戸港港島トンネルもそうですが、軽車両や歩行者は通行禁止。
というわけで日本国内で、「海底を歩く」(新潟みなとトンネルは信濃川河口部ですから厳密には川底ですが)ことができるのは、目下5ヶ所しかありません。
「関門トンネル人道」の場合は、人道といえども国道で、トンネルへと下るエレベーターも国道扱い。
関門トンネル人道(国道2号) 【山口県下関市・福岡県北九州市】
山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ国道2号の海底トンネル。
関門海峡の最狭部(幅は600mほど)、壇之浦と和布刈(めかり)の間、早鞆の瀬戸(はやとものせと)の下を関門トンネル。人道部分の山口県・福岡県の県境は、なんと海面下58mに位置しています。
全長780m。
川崎港海底トンネル人道(川崎市道川崎駅扇島線) 【神奈川県川崎市】
沈埋式海底トンネルで、車道と完全に分離しているので、海底散歩もラクチン。
全長1965mは、日本最長の海底人道トンネルです。
衣浦トンネル人道(愛知県道265号碧南半田常滑線) 【愛知県半田市・碧南市】
こちらも沈埋式海底トンネル。やはり、車道と完全に分離して、衣浦港の海底を歩きます。
全長480m。
新潟みなとトンネル自転車歩行者道 【新潟県新潟市】
正式名は新潟港臨港道路入舟臨港線。
信濃川河口部の東西を結んでいます。
黒部漁港の海底地下道 【富山県黒部市】
人道専用の海底トンネルは、全国でもここだけ。
全長約40mと短いのですが、穴場的な存在で、富山県に行ったらぜひお立ち寄りを。
海底を歩く! 海底トンネル人道 全5ヶ所紹介 | |
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