古代には赤間関(あかまがせき)として大陸への玄関口として栄えた山口県下関市。渡来人の文化もその多くは赤間関を経て瀬戸内や大和、さらには東国へと流入したと推測できます。綾羅木郷遺跡(あやらぎごういせき)に隣接して建ち、弥生時代から古墳時代を中心とした下関市域の出土品約500点を展示紹介するのが下関市立考古博物館です。
国指定史跡「綾羅木郷遺跡」に隣接して建つ博物館
下関市立考古博物館は単なる下関の古代史を解説する市立博物館というよりも、大陸からの文化の入口として、古代の日本を知るために訪れるべき場所。
下関市立考古博物館の常設展示室へはタイムトンネルをくぐるという趣向になっており、古代に関するパソコンクイズ(弥生時代・古墳時代アラカルト)や土器のジクソーパズル(弥生土器の復元作業)などを設置し、ファミリーでも充分に楽しめる内容。
常設展示室では、若宮1号墳(前方後円墳)・岩谷古墳(円墳)など下関市内の古墳からの出土品、綾羅木郷遺跡(弥生時代)の出土品、大陸との交流を示す土笛や蓋弓帽、細型銅剣、多鈕細文鏡などの実物・レプリカを展示しています。
さらに屋外は史跡公園として整備され、岩谷古墳や、弥生・古墳時代の竪穴住居が復元され、内部に入ることも可能です。
また、古墳の森ゾーンとして、若宮古墳群(若宮1号墳〜4号墳)が史跡整備されています。
下関市立考古博物館は、史跡梶栗浜遺跡、若宮古墳群、史跡綾羅木郷遺跡、史跡仁馬山古墳、観音堂古墳を結ぶ「史跡の道」(山陰本線梶栗郷台地駅〜山陽新幹線新下関駅/全長5km)途中にあり、史跡探勝の基地としても絶好。
下関市立考古博物館 | |
名称 | 下関市立考古博物館/しものせきしりつこうこはくぶつかん |
所在地 | 山口県下関市綾羅木岡454 |
関連HP | 下関市立考古博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR梶栗郷台地駅から徒歩10分 |
ドライブで | 中国自動車道下関ICから約6.8km |
駐車場 | 82台/無料 |
問い合わせ | 下関市立考古博物館 TEL:083-254-3061/FAX:083-254-3062 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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