蔵王温泉、山形県庁にも熊出没! 山形県の熊出没状況は「クマ目撃マップ」でチェック

山形県では、「クマ出没警報」(2025年7月3日~9月30日)を発令、ツキノワグマに対する警戒を呼びかけていましたが、秋になっても出没例が多く、警報を11月30日まで延長。11月1日〜7日に蔵王温泉のある山形市内で25件の目撃例があり、11月6日には山形県庁前でも熊が糞が確認される異常事態に。

ブナの実が「大凶作」の年は熊が里に出没!

蔵王の紅葉、ブナは大凶作

あまり知られていませんが、山形県のブナの森の面積は15万haもあり、山形県の森林面積の22%を占めています。
天然のブナ林は日本一の面積ですが、冬眠前のツキノワグマにとっては、このブナの実が貴重な栄養源となっています。

林野庁東北森林管理局は山形県内の国有林21ヶ所でブナの結実状況を調査、11月6日にその結果を発表していますが、2019年以来となる「大凶作」(豊凶指数0.0の大凶作)。
青森、岩手、秋田、宮城、山形5県で「大凶作」という発表なので、東北のツキノワグマにとっては生きるか死ぬかの晩秋ということに。

山形県内では、11月に入ってからも熊が餌を求めて市街地に出没するケースが多発していますが、11月6日には、なんと山形市の山形県庁前の広場でツキノワグマの糞が確認されるという異常事態に。

11月5日の時点で、山形県内の熊の目撃件数は2000件を突破、熊による人身被害は11件でともに過去最多。
山形県を訪れる際には、まずは「クマ目撃マップ」のチェックを。

蔵王ドッコ沼
蔵王ドッコ沼(散策には注意が必要)
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