山形県長井市にあるアヤメの名所で「日本四大あやめ園」にも数えられるのが長井あやめ公園。長井あやめ公園で発見された長井古種(長井系)など、貴重な品種も栽培しています。あやめ公園というものの、正しくはハナショウブで、3.3haに、500種100万本のハナショウブが咲き誇ります。
長井古種に注目!
明治43年に地元の金田勝見が杉林跡地に野生のアヤメを植栽したのが始まり。
昭和37年7月4日、日本花菖蒲協会の視察の際に長井古種が発見され、希少種の江戸系古花よりも古い品種を保存している「あやめ公園」として全国的に有名になりました。
6月中旬~7月上旬のハナショウブの見頃には『長井あやめまつり』も開催されています。
長井古種は、ハナショウブのルーツ
現在、園芸種のハナショウブ(日本固有種)は、5000種ほどありますが、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に分類できます。
その系統の元であるノハナショウブの特徴を色濃く残すが昭和37年7月4日に発見された長井古種なのです。
飯豊山系に自生したノハナショウブの色変わり種が江戸時代に栽培品種化したものが長井古種で、江戸に持ち込まれ園芸品種として改良され、今のハナショウブのもとになったと推測できるのです。
つまり、長井古種は、現在のハナショウブのルーツで、伝統品種群の系統として、江戸系、伊勢系、肥後系に長井古種を加えた4系統とすることが一般的になっています。
長井あやめ公園のシンボルである長井古種は現在34種が確認されています。
長井あやめ公園 | |
名称 | 長井あやめ公園/ながいあやめこうえん |
所在地 | 山形県長井市横町5 |
関連HP | 長井市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 山形鉄道フラワー長井線あやめ公園駅から徒歩15分 |
ドライブで | 山形自動車道山形蔵王ICから約42km |
駐車場 | 192台/無料、あやめまつり期間中は河川敷に臨時駐車場を開設 |
問い合わせ | 長井市観光協会 TEL:0238-88-5279/FAX:0238-88-5276 |
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