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精進ヶ滝

精進ヶ滝

鳳凰三山(ほうおうさんざん)の一座である地蔵ヶ岳を源として流れる石空川(いしうとろがわ)渓谷の標高1300m〜1400m内外に懸かる落差121mもの巨瀑が精進ヶ滝(しょうじがたき/北精進ヶ滝)。東日本一巨大な滝で、日本の滝百選にも選定されています。途中には珍しいフォッサマグナの露頭も。

遊歩道があるのは九段の滝手前まで

滝を眺望する滝見台までは、県営精進ヶ滝林道にある駐車場から石空川渓谷遊歩道を徒歩40分で到達。

駐車場(標高1000m)から石空川渓谷遊歩道を使い、精進ヶ滝橋を渡り、一の滝(魚止めの滝)、ニの滝(初見の滝)、三の滝(見返りの滝)を経て滝見台(標高1120m)へと到達しますが、遊歩道というものの、標高差100m以上の沢登りとなり、登山道のような道なので、足回りはしっかりと。

滝見台からの眺めは、手前に九段の滝、奥に精進ヶ滝と、2つの滝が連続して眺望するかたちに。

地蔵ヶ岳、観音岳などを源にする小武川の支流、ドンドコ沢に南精進ヶ滝が懸かっているので、こちらの滝は北精進ヶ滝と通称されています。

フォッサマグナ西縁(糸魚川-静岡構造線)大断層露頭
石空川渓谷遊歩道の一の滝(魚止めの滝)手前から、フォッサ・マグナの西縁、糸魚川-静岡構造線の大断層露頭を眺望する場所への寄り道も可能です。
この断層を境に地蔵岳・甲斐駒駒ヶ岳を形成する花崗岩体(白色)が東側の第三紀層(砂岩泥岩層=黒色)にのし上がる逆断層になっています。
よく見るとこの断層は北西から南東方向に伸びており、北側は石空川沿いに藪の湯、国界橋、さらに長野県富士見町方面に続いています。

南側は御座石鉱泉の西側から大馴鹿峠(おおなじかとうげ)を越え、南巨摩郡早川町新倉(新倉露頭)に続いています。
地質学的には世界第一級の大断層露頭なのだとか。

精進ヶ滝
名称 精進ヶ滝/しょうじがたき
所在地 山梨県北杜市武川町黒澤
関連HP 北杜市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR日野春駅からタクシーで30分
ドライブで 中央自動車道須玉ICから約22km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 北杜市観光協会 TEL:0551-30-7866
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

尾白川渓谷

2021年8月9日

 

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