郵船クルーズ(日本郵船の子会社)は「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」、商船三井は「にっぽん丸」と「三井オーシャンフジ」とともに2隻態勢で、すべての船が横浜港を拠点としています(「飛鳥Ⅱ」と「飛鳥Ⅲ」は横浜港が母港)。大さん橋に客船が接岸する光景を眺めたいなら、ぜひ客船入港予定のチェックを。
月の3分の1〜半分くらいは大さん橋に客船が着岸
日本で建造された最大の客船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875t)、「セレブリティ・ミレニアム」(9万1000t)などの10万tクラスの大型外洋クルーズ船も入港。
過去には「MSCベリッシマ」(17万1598t)も入港しましたが、あまりの大きさで横浜ベイブリッジをくぐることができず、横浜港・大黒ふ頭客船ターミナルに着岸しています。
海上から橋まで56mなので、それ以上の高さの船は、ベイブリッジの下を通過できません。
過去には高さ56.6mというキュナード社の大型客船「クイーン・エリザベス」が大さん橋に接岸したことがありますが、これは干潮時を狙ってスレスレで通過という荒技を使っています。
20万t近い超大型の客船は大黒ふ頭に接岸しています。
「飛鳥Ⅱ」、「飛鳥Ⅲ」、「にっぽん丸」、「三井オーシャンフジ」と日本人向けのクルーズ船は、地の利のある横浜・大さん橋に姿を見せることが多いので、浜っ子にすれば日常的な風景といえるでしょう。
大黒ふ頭のほか、新港ふ頭に接岸することもありますが、いずれも横浜港客船入港予定(2025年スケジュール)で確認できます。
「気候が安定する春、秋などクルーズ需要の多い月には確率的には5割くらいでクルーズ船を見ることができる」(港湾局みなと賑わい振興部客船事業推進課)とのこと。
ちなみに商船三井の「にっぽん丸」は、その優美な姿で人気ですが、2026年5月10日に横浜港へ帰港するクルーズをもって引退となります(「にっぽん丸」の母港は東京港ですが、最終クルーズは横浜港大さん橋に着岸)。
【クルーズ船全盛時代】横浜港の客船入港予定はここで確認|2025年 | |
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