ダントツで日本一線路が多い！　「複々線区間」は東京に

初めて東京に来た地方の人は、山手線と京浜東北線が並んで走るのを見て驚くという人も多いかと思いますが、鶯谷駅〜日暮里駅間には、上野東京ライン、常磐線快速、さらには東北新幹線などの線路も走っていて、その合計はなんと14線にも及んでいます。京成線も入れるとさらに数が増えることに。

下御隠殿橋はバルコニーが「トレインミュージアム」に！

厳密に線路をいうと、高崎線・宇都宮線、京浜東北線、山手線、常磐線、東北新幹線と京成本線。
7路線すべてが複線なので、14の線路があるということになります。
実はこの区間を走る高崎線、宇都宮線、京浜東北線、山手線、東北新幹線はいずれも東北本線の扱いで、常磐線の起点駅も正式には日暮里駅なので、ここを走るのは、厳密にいえば「すべて東北本線」。
東北本線が運用上で、6路線・12線あるということになるで、かなりの「トリビア区間」となっているのです。

日暮里駅北改札口を出たところにある下御隠殿橋（しもごいんでんばし）は、この14線のうち13線をまたぐ跨線橋。
トレインミュージアムと呼ばれるバルコニーが設置され、ここを走る列車を眼下にすることができます。

山手線（2線）、京浜東北線（2線）、新幹線（2線／東北、山形、秋田、北海道、上越、北陸）、高崎線・宇都宮線（4本）、常磐線（2本）、そして京成本線（上り線／1本＝下り線は高架に）でまさに各種電車を見学できる「トレインミュージアム」となっています。

もうひとつ、鉄道ファンには人気の橋が、鶯谷駅寄りにある御隠殿坂橋。
新幹線はまだ地下を走っているので、残念ながらここでは見ることができません。