大鳥大社

大鳥大社

大阪府堺市にある神社で全国の大鳥神社、大鳥信仰の総本社が、大鳥大社(おおとりたいしゃ)。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の蝦夷平定の折りに立ち寄って祈願。その日本武尊が死後、白鳥となって最後に留まった地とされ、白鳥を祀るため創建された古社です。

和泉国一宮は、この大鳥神社

和泉国一宮で大鳥大社と呼ばれることが多いのですが、正式名は大鳥神社。
祭神は、大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ)と日本武尊。

大鳥連(おおとりのむらじ)は、古代の豪族で、天児屋命(あめのこやねのみこと)を祖神とするので、大鳥連祖神は天児屋命ということに。

明治38年に落雷によって社殿が焼失し、現存する社殿は明治42年の再建。
境内は森閑とした森に覆われ、一夜にして種々の樹木が繁ったという伝説からついた名前で、「千種の森」(ちくさのもり)とも呼ばれています。

社前に通る道はかつての熊野古道(現・熊野街道)。熊野を目ざす天皇や上皇も大鳥神社に参拝したのは間違いありません。

初夏には境内の「鳳仙園」で50種・5万本の花菖蒲が一斉に花を咲かせ、6月中旬の『菖蒲祭』には多くの人が花を愛でています。

ちなみに、和泉国の一宮は大鳥大社ですが、二宮・泉穴師神社 (泉大津市)、三宮・聖神社(和泉市)、四宮・積川神社 (岸和田市)、五宮・日根神社 (泉佐野市)となっています。
和泉国の国府は、和泉市府中町の府中遺跡だと推測され、和泉市国分町の福徳寺が、和泉国分寺の後継寺院です。

大鳥大社
名称 大鳥大社/おおとりたいしゃ
所在地 大阪府堺市西区鳳北町1-1-2
関連HP 大鳥大社公式ホームページ
電車・バスで JR阪和線鳳駅から徒歩5分
ドライブで 阪神高速堺出口から約5km
駐車場 200台/無料
問い合わせ 大鳥大社 TEL:072-262-0040
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ