三崎のアコウ

三崎のアコウ

愛媛県西宇和郡伊方町、佐賀関(大分県大分市)への国道九四フェリーが発着する三崎港にある国の天然記念物に指定される巨大なアコウが、三崎のアコウ。佐田岬半島はアコウ生育の北限域にあたり、4本のアコウが茂っています(大正10年の天然記念物指定時には6本)。

大正10年に国の天然記念物に指定されたアコウの巨樹

最大のものは推定樹齢600年、樹高14m、幹周り7mという巨樹です。
国の天然記念物に指定された当時の解説では、「四株ハ海ニ臨ミ疊積セル岩石ノ間ニ根ヲ下シ氣根ハ垂レテ岩ヲ被フ、他ノ二株ハ前者ト稍〃離レテ畑地ヲナス。海岸ノ傾斜地ニ在リ、皆發育完全ニシテ周圍一丈ニ及ブ」となっています。

三崎港フェリーターミナルに近いので、ぜひ立ち寄りを。
アコウは亜熱帯性の常緑高木で、クワ科イチジク属(イチジクの仲間)の植物。

四国では、松尾のアコウ自生地(高知県土佐清水市、松尾神社)が国の天然記念物になっています。
アコウの北限地とされるのは、佐賀県唐津市で、やはり国の天然記念物に指定される高串アコウ自生北限地帯があります。

三崎のアコウ
名称 三崎のアコウ/みさきのあこう
所在地 愛媛県西宇和郡伊方町三崎
関連HP 伊方町公式ホームページ
ドライブで 松山自動車道(大洲道路)大洲北只ICから約51km
駐車場 3台/無料
問い合わせ 伊方町産業課 TEL:0894-38-2657
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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