吉良上野介や、吉良の仁吉で有名な西尾市吉良町にある古刹、金蓮寺(こんれんじ)。創建は定かでありませんが、1340(暦応3)年、足利尊氏が現在の場所に寺を移し、青蓮山金蓮寺とし、江戸時代には吉良氏の帰依で寛政年間(1789年〜1801年)に曹洞宗に改宗しています。阿弥陀三尊像を安置する弥陀堂は、鎌倉時代の建築で国宝。
愛知県最古の建築物は、源頼朝築という伝承も
中世に吉良荘の饗庭(あいば)と呼ばれた地に建つ金蓮寺。
国宝に指定の弥陀堂は方三間(桁行3間、梁間3間)、寄棟造り、檜皮葺き(ひわだぶき)。
愛知県内では現存する最古の建築物です。
伝承では、源頼朝が1186(文治2)年、三河国守護・安達藤九郎盛長に命じて建立した「三河七御堂」(みかわしちみどう)のひとつと伝えられますが、様式や手法から鎌倉時代中期のものと推測されています。
平成27年には檜皮の葺き替えが行なわれ、屋根も新しく生まれ変わりました。
毎年5月の日曜に弥陀堂内部の特別公開を実施。
堂内部の見学を希望の場合は、5人以上のグループにて、観光ボランティアガイド「吉良あないびとの会」事務局に連絡を。有料ですが拝観が可能です。
金蓮寺 | |
名称 | 金蓮寺/こんれんじ Konrenji Temple |
所在地 | 愛知県西尾市吉良町饗庭七度ケ入1 |
関連HP | 西尾市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄吉良吉田駅から徒歩25分 |
ドライブで | 東名高速道路音羽蒲郡ICから約25km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 金蓮寺 TEL:0563-32-2063 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag