八丁蔵通り

八丁蔵通り

岡崎城から八丁(870m)離れていたことからその名がついた八丁村(現在の愛知県岡崎市八丁町)は岡崎の名物、八丁味噌の生産地。平成18年度前期のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の舞台となった岡崎の八丁味噌蔵の通りが、八丁蔵通りです。

カクキューとまるやは近代化産業遺産にも認定

八丁蔵通り

味噌蔵「山長」が舞台となったドラマですが、そのロケ地となったのがカクキュー。
蔵が並ぶ八丁蔵通りは、このカクキュー八丁味噌の蔵の脇(西側)の道で、8歳の有森桜子が弟と一緒に祖父の味噌蔵に行くシーンはここで撮影され、工場東側の道は「きらり通り」と呼ばれています。

今も昔と変わらず、2軒の蔵元が八丁味噌を製造、見事な蔵屋敷が並ぶ狭い路地には往時のままの風情が残されています。
カクキュー(合資会社八丁味噌)とまるや(株式会社まるや八丁味噌)の2社で、長期保存にも耐えられる味噌のブランドとして、江戸時代にカクキューとまるやが商品開発した八丁味噌は、明治・大正時代を通じて伝統の製法を守りながらも製造技術の革新を図って、そのブランドを全国区に。

こうしたことから、八丁味噌カクキュー関連遺産(本社事務所、史料館)、まるや八丁味噌関連遺産(醸造蔵)は、経済産業省の近代化産業遺産(「伝統食品の近代化や新たな食文化の創造に挑んだ中部・近畿の食品製造業の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定されています。

また、かつて味噌仕込み用の蔵として使用され、現在は史料館となっているカクキューの大蔵は、さらに本社・事務所は、国の登録有形文化財にも指定されています。

本社・事務所は外観のみ見学が可能ですが、史料館や大蔵(味噌蔵)は、「カクキュー八丁味噌の郷」として見学が可能。

八丁蔵通り
八丁蔵通り
名称 八丁蔵通り/はっちょうくらどおり
所在地 愛知県岡崎市八丁町往還通
関連HP 岡崎市公式ホームページ
電車・バスで 名鉄岡崎公園駅、愛知環状鉄道中岡崎駅から徒歩3分
ドライブで 東名高速道路岡崎ICから約4km
問い合わせ 岡崎市広報課報道係 TEL:0564-23-6007/FAX:0564-23-6950
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
カクキュー八丁味噌の郷

カクキュー八丁味噌の郷

愛知県岡崎市八丁町、岡崎城から西へ八丁離れた、八町村(現・八丁町)で、みその仕込みを始めたが八丁味噌のおこり。『岡崎市史』によれば味噌醸造としては正保2年(1645年)創業のカクキュー(社名は八丁味噌)が元祖。その味噌蔵が見学できるのが、カ

まるや八丁味噌

まるや八丁味噌

愛知県岡崎市八帖町にある八丁味噌の老舗がまるや八丁味噌。八丁味噌の名は、岡崎城から西へ八丁(870m)の距離にある八帖町(旧八丁村)に由来。料亭の味としても欠かせない八丁味噌のルーツである「まるや八丁味噌」は、みやげの販売もあるほか工場見学

 

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