くまくま園(阿仁熊牧場)

くまくま園(阿仁熊牧場)

北秋田市阿仁打当(うっとう)地区の「阿仁マタギの里」にあるくまくま園(阿仁熊牧場)。「マタギ」と呼ばれる狩人たちの歴史や文化が今も残る阿仁エリアは、山深い自然に囲まれ、狩の対象となるツキノワグマとは、裏を返せば共存共栄してきた間柄ともいえるのです。阿仁熊牧場として親しまれていましたが、2014年にくまくま園に改称。

さすがはマタギの里、自治体が設置の熊牧場が人気

ツキノワグマ、ヒグマのみを飼育する日本で唯一の自治体が設置した熊牧場で、くまくま園となった現在は、東北で唯一のツキノワグマとヒグマの動物園。

そんな「阿仁マタギの里」にふさわしい阿仁熊牧場ですが、初代場長は「最後のマタギ」と呼ばれ、熊の眉間を一撃で射貫く姿から、「頭撃ちの松」の異名を有した鈴木松治(すずきまつじ)でした。

4月〜7月下旬頃の期間限定ながら、ツキノワグマの赤ちゃんが見学可能。
もちろん大人のクマは、営業期間中見学可能で、園内で販売しているエサをツキノワグマに与えることも可能です。
ひぐま舎ではガラス越しに北海道に生息するヒグマを観察できます。

ちなみにマスコットキャラクターは「イタズラーズ」(仔熊2頭のペア)で、名前は公募で「あーもん&にーもん」になっています。

マタギの里、阿仁

1年のうち5ヶ月を深い雪に閉ざされた旧阿仁町(旧大阿仁村・阿仁合町)は、まさにマタギの故郷で、戦前には、数百人のマタギが暮らしていました。
マタギ集落を囲む山々は、森吉山東麓のブナ原生林などブナが支配的で、豊かなブナの森がカモシカやクマなどを育み、マタギという特異な文化を生み出したのです。
代表的なマタギ集落は、根子、打当、比立内で、根子は発祥の地ともいわれています。

くまくま園(阿仁熊牧場)
名称くまくま園(阿仁熊牧場)/くまくまえん(あにくまぼくじょう)
所在地秋田県北秋田市阿仁打当陣場1-39
関連HPくまくま園公式ホームページ
ドライブで東北自動車道盛岡ICから約96km。または、秋田自動車道五城目八郎潟ICから約69.4km
駐車場50台/無料
問い合わせくまくま園(阿仁熊牧場) TEL:0186-84-2626
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大館能代空港・阿仁・森吉山で、取材班おすすめ宿はここ!

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