東北の中でもツキノワグマの出没が多く、死亡事件が発生するなど人的な被害が多いのが秋田県。世界遺産のブナの森、白神山地を抱え、そして人と自然が共生する阿仁マタギの里がある秋田県は、まさに熊にとっては天国ですが、ブナの凶作の年などは里に降りる熊も多く、熊との遭遇が危惧されます。
秋田駅に近い千秋公園(久保田城跡)も出没多数!

秋田県では、生活環境部自然保護課がツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」を公開。
ツキノワグマのほか、イノシシ、ニホンジカによる目撃例と被害を地図にプロットし、公開しています。
期間や市町村での検索も可能で、自身の位置情報からの検索もできます。
マニュアルもダウンロードできるという親切設計です。
田沢湖、乳頭温泉・秋田駒ヶ岳、白神山地など山岳地帯だけでなく、都市部でも遭遇するケースが増えているので、秋田県にお住いの方、旅する人は要チェックです。
また地元の秋田魁新報(あきたさきがけしんぽう)の電子版では「秋田のクマ出没マップ」があり、年度別はもちろんのこと、目撃、人的被害、痕跡など情報種別、10~12月などの月別、夕(16~20時)という時間別とこちらも使い勝手がいい設計に。
しかもデジタル地図は、目撃などが多い場所を赤く表示しているので、意外に秋田市周辺に出没が多いことなども瞬時に判別できます。
実は、JR秋田駅からわずか600mの距離にある千秋公園(久保田城跡)も熊の出没が多いエリア。
日本100名城にも選定されていますが、熊の出没には注意が必要です。
秋田県では8月〜12月が出没・遭遇の多い時期で、例年のピークは9月〜11月。
秋はツキノワグマとの遭遇率がグンと高まる季節で、油断はなりません。

| 秋田県の熊出没情報は、「クマダス」&「秋田のクマ出没マップ」でチェックを! | |
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