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銚子大滝

十和田湖を源流とし、東北屈指の渓谷美を誇る奥入瀬渓流の本流(奥入瀬川)にかかる唯一で最大の滝が銚子大滝。十和田湖に遡上する魚を拒み続けることから魚止めの滝とも呼ばれてきました。落差は7mですが、幅が20mもあり実にダイナミック。

奥入瀬渓流本流にかかる唯一の滝

なぜ奥入瀬川の本流にこのような段差ができたのかといえば、滝の右手に伸びる断層が原因と考えられています。

下流の石ヶ戸(いしげど)から遊歩道を徒歩2時間10分で銚子大滝。
湖畔の子の口(ねのくち)からなら徒歩30分。
滝近くには駐車場もありますが、時間が許せば渓谷を歩くのもおすすめです。

魚止めの滝と呼ばれるように、奥入瀬川にこの滝があったため、魚類の遡行を妨げ、十和田湖に棲息する魚類は、放流によるものだけでした。
明治17年、和井内貞行(わいないさだゆき)が十和田湖に鯉600尾を放流していますが、十和田湖への魚類放流は和井内貞行が6人目です。
和井内貞行が、十和田湖に支笏湖のカバチェッポ(ヒメマス)を放流するのは、明治36年のことです。

泊まって納得!十和田湖周辺取材班おすすめの宿は!?

十和田湖の良さは、カルデラ湖で、国立公園らしい優雅な雰囲気が残されていること。
つまりは芝生の園地が広がったり、のんびるするのに最適な地ということ。
下世話な観光地によくある猥雑(わいざつ)な看板も、客引き見当たりません。
そんな十和田湖でのんびりできるのは、やはりハードばかりでなく、宿のソフト面の充実にも目をむけたいところ。
取材班のイチオシは、「十和田プリンスホテル」と「十和田ホテル」。
ともに連泊、滞在にも最適です。

十和田プリンスホテル

全国でリゾートホテルを展開するプリンスホテル。
十和田湖の休屋から少し離れた湖畔の一等地に十和田プリンスホテルは建っています。
キャッチフレーズは「湖畔のオーベルジュ」。
季節とプランを上手に選べば2食付きで1万2000円以下も!
温泉露天風呂もあるので連泊や滞在もおすすめです。

十和田ホテル

昭和15年の東京オリンピック(幻のオリンピックです)を前に、日本を訪れる外国人観光客のための宿として、政府の要請で建てられたのが十和田ホテル。
秋田・青森・岩手の三県から宮大工80名を集めて技術を競わせ、秋田杉の巨木をふんだんに使った3階建ての建物には圧倒されます。
別館の洋室利用なら、和室よりもエコノミーに泊まることが可能。
夕食は和洋折衷料理。
温泉ではありませんが、展望露天風呂も自慢のひとつ。
ちなみに、国の登録有形文化財、近代化産業遺産に認定!

銚子大滝
名称 銚子大滝/ちょうしおおたき
所在地 青森県十和田市奥瀬
関連HP 十和田湖国立公園協会公式ホームページ
電車・バスで JR青森駅からJRバス十和田湖行き「みずうみ号」で2時間25分、銚子大滝下車、徒歩5分
ドライブで 東北自動車道小坂ICから約41km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 十和田湖国立公園協会 TEL:0176-75-2425
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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