青森県西津軽郡鰺ヶ沢町(あじがさわまち)、五能線と並走して海岸線沿いを走る青森県道3号(弘前岳鰺ケ沢線)・大間越街道周辺には、「イカのカーテン」と呼ばれるイカの生干しが並ぶ風景が展開。さらに生干ししたイカをさっと焼いて売る焼きイカ店が並び、焼きイカ通りと通称されています。
鰺ヶ沢名物の生干しイカを購入
鰺ヶ沢港は、藩政時代、北前船の舟運の拠点、さらに津軽藩の積出港として繁栄した歴史を有しています。
また、イカやタイ、エビ、カニ、サザエなどの魚介類が水揚げされ、薫製、寒干しなどにもなっています。
青森ではイカは1年中獲れますが(青森県のイカの漁獲高は北海道に次いで2位、スルメイカが大半)、とくに美味しいというのが夏場の7月〜8月。
スルメイカは、春から夏にかけて暖流にのって北上し、秋になると産卵のため、再び九州に向けて南下します。
日本海・津軽海峡・太平洋に挟まれた青森沖は海流がぶつかる好漁場で、スルメイカのエサとなるプランクトンが夏場にかけて大量発生、それを食して、腑腸(ふわた)に脂肪を蓄えるのです(これが、「夏イカ」)。
焼きイカ店では、干物の他に、イカの塩辛、季節の魚の一夜干しなども販売されているので、土産の購入にも絶好です。
注目は無添加の塩辛。
「赤羽屋磯辺商店」(鰺ヶ沢町赤石町大和田39-43)の「昭和の塩辛」は、イカの他に、食塩、味噌、清酒、唐辛子のみ。
「無添加で塩辛を作る業者は青森県内でもごく少数」なのだとか。
毎年9月第1土曜日には鯵ヶ沢町商工会主催で『鰺ヶ沢イカのカーテンまつり』も開催されています。
焼きイカ通り | |
名称 | 焼きイカ通り/やきいかどおり |
所在地 | 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町赤石町大和田 |
関連HP | 鰺ヶ沢町観光ポータルサイト |
電車・バスで | JR陸奥赤石駅から徒歩20分、JR鰺ヶ沢駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 津軽自動車道鰺ヶ沢ICから約6km |
問い合わせ | 鰺ヶ沢町観光協会 TEL:0173-72-5004 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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