箱根芦ノ湖遊覧船に「箱根遊船 大茶会」就航

2025年12月20日（土）〜、芦ノ湖（神奈川県箱根町）で、富士急グループが運航する芦ノ湖遊覧船に「箱根遊船 大茶会」が就航。「お茶」を五感で楽しむことをテーマにしたユニークな観光船。湖上から富士山を眺めながら抹茶スイーツなどを味わうことができ、船内にはなんと「黄金茶室」風の畳席も備わっています。

「ゆったりとお茶を飲みながら」洗練された船旅を

芦ノ湖で最も歴史ある遊覧船ですが、2023年3月に伊豆箱根鉄道から富士急行に譲渡され、箱根遊船と社名も変更（1911年7月就航、芦ノ湖遊覧船の創業時の社名で、1920年に箱根土地・現在のプリンスホテルが買収、後に伊豆箱根鉄道の経営に）。
2024年には大型の双胴観光船を「はこね丸」を川西康之のデザインにより「箱根遊船 SORAKAZE」に改装していますが、それに続く第2弾のリニューアルが「箱根遊船 大茶会」です。

黄金に煌めく茶室をイメージした畳席「茶室 金風庵」（ちゃしつきんぷうあん）、提灯をモチーフにした柔らかな光が幻想的なムードを醸し出すゾーン、そして最上階のデッキには茶畑を想起させる開放的な屋外ベンチ「茶畑だんだん」、丸窓から芦ノ湖の景色を眺められる「茶室 緑風庵（りょくふうあん）」など、ユニークな構造となっていて、単なる移動手段ではなく、船旅を目的に乗船しても満足できる仕掛けが随所に。

船内1階の「茶店」では抹茶を使ったドリンクやスイーツを多数用意し、船内やオープンデッキで楽しむことができます。

つまり、2024年2月23日（富士山の日）就航の「箱根遊船 SORAKAZE」が「箱根・芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」をコンセプトに、船内を回遊しながらアクティブに「遊ぶ」体験を提供するのに対し、「箱根遊船 大茶会」は、「ゆったりとお茶を飲みながら過ごす」洗練された時間を演出。
デザインはともに川西康之が担当しています。

箱根遊船（芦ノ湖遊覧船）

神奈川県箱根町、芦ノ湖湖上遊覧する富士急行グループの遊覧船が、箱根遊船。箱根関所跡港〜元箱根港〜箱根園港〜湖尻〜箱根関所跡港を循環するのが「定期航路」です。就航するのは双胴船なので、船体2隻分の広さと安定性が自慢で、展望甲板からは、ワイドな

箱根芦ノ湖遊覧船に「箱根遊船 SORAKAZE」就航

芦ノ湖（神奈川県箱根町）に就航するのは小田急系の箱根海賊船（箱根観光船）と、富士急行の運航する箱根芦ノ湖遊覧船の2社。箱根芦ノ湖遊覧船は、箱根関所跡港～元箱根港～箱根園港～湖尻港跡が航路で（現在湖尻港は営業を休止）、2024年2月23日（金