立石寺・奥の院
立石寺奥の院は、正式には如法堂といい、立石寺開山の租、円仁(慈覚大師)が唐(中国)で修行中に持ち歩いたといわれる、釈迦如来と多宝如来を本尊としています。石墨草筆(千年以上使っても擦り減らないという硬い石墨と草で作った筆)…
立石寺奥の院は、正式には如法堂といい、立石寺開山の租、円仁(慈覚大師)が唐(中国)で修行中に持ち歩いたといわれる、釈迦如来と多宝如来を本尊としています。石墨草筆(千年以上使っても擦り減らないという硬い石墨と草で作った筆)…
宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)の百丈岩と呼ばれる断崖絶壁の上に建つ赤い小さな納経堂は、衆徒が奥の院で行なう写経を納めるお堂。奥の院の如法堂で書写の法華経を奉納するために納経堂と通称されています。山内で最も古い建…
山寺と通称される立石寺(山形県山形市)の根本中堂の西、仁王門の下に位置する弥陀洞(みだどう)は、長い年月の風雪に、新第三紀中新世の凝灰岩が削られ、阿弥陀如来の姿を造りだしたといわれるもの。1丈6尺(4.8m)の姿から「丈…
山寺と通称される宝珠山立石寺(山形県山形市)は、比叡山延暦寺の分院で、貞観2年(860年)に円仁(慈覚大師)が創建。本堂にあたる根本中堂は、延文元年(1356年)、初代山形城主・斯波兼頼(しばかねより)が再建したもので、…
蜂子皇子(はちこのおうじ)は、推古天皇の御代に出羽三山を開いたと伝える開山の祖。蜂子神社(はちこじんじゃ)の祭神として祀られ、その墓は羽黒山頂のバス停から三神合祭殿への参道途中にあり、宮内庁の管理になっています。表参道石…
出羽三山の一つ湯殿山は、標高1500mで月山に連なり、湯殿山神社はその北側の渓流の畔に鎮座する神社。六十里越街道から湯殿山有料道路に入り、終点の駐車場から徒歩かシャトルバスを利用。御神体は湯がこんこんと湧き出す茶褐色の巨…
羽黒山(出羽神社)の五重塔は、平安時代に平将門(たいらのまさかど)が創建と伝えられ、文中元年(1372年)、庄内領主で羽黒山別当の大宝寺政氏(だいほうじまさうじ=武藤政氏)が大修復(再建)を行なったという記録が残されてい…
月山の山頂に鎮座するのが、出羽三山神社のひとつ、月山神社。社伝によれば崇峻天皇(すしゅんてんのう)の第3皇子である蜂子皇子が推古天皇元年(593年)に羽黒山を開山し、さらに同年、月山を開山したという古社。平安時代編纂の『…
全国に鎮座する白鬚神社(しらひげじんじゃ)の総本社で、近江の国で最古の神社ともいわれる古社が滋賀県高島市に鎮座する白鬚神社。社伝(『白鬚大明神縁起絵巻』)によれば垂仁天皇の25年、倭姫命(やまとひめのみこと)が社殿を創建…
近江八景のひとつとして広重の浮世絵『堅田の落雁』(かたたのらくがん)に描かれる琵琶湖屈指の景勝地が滋賀県大津市の浮御堂(うきみどう)。正式には海門山満月寺といい、京都大徳寺に属する臨済宗の禅寺です。湖上に突き出した現在の…
硅灰岩(けいかいせき)の岩の上に天平宝字5年(761年)に良弁(ろうべん)僧正が、聖武天皇の勅願により、開基したと伝えられる名刹が石山寺。平安時代以降は、西国三十三所第13番札所として多くの人々の尊崇を集めてきました。紫…
石山寺は滋賀の都・大津の南端に位置し、瀬田川の畔、伽藍山の麓にある名刹。3万6000坪の境内にある硅灰石(けいかいせき)からなる石灰石岩ホルンフェルスは、石光山石山寺の名前の由来となった奇岩。石灰石が高温のマグマにより形…
西国三十三所の観音霊場としても名高い石山寺(滋賀県大津市)。本堂の東側に観音堂と並んで建つのが毘沙門堂。重要文化財の東大門と並び、建久年間(1190〜1199年)に源頼朝により寄進で創建されていますが、現存する建物は、江…
西国三十三所霊場、石山寺(滋賀県大津市)の本堂東側にあり、珪灰石(けいかいせき)の崖にせり出して建つ蓮如堂は、蓮如上人(れんにょしょうにん)の遺品を安置するお堂。蓮如上人は、浄土真宗中興の祖で、上人の母堂が石山観音の化身…
西国三十三所霊場のひとつで古くから観音信仰で名高い、滋賀県大津市にある石山寺は寛弘元年(1004年)、紫式部(むらさきしきぶ)が堂内に籠もり『源氏物語』須磨・明石の巻を綴った場所と伝えられます。境内の高台には源氏苑が整備…
天平宝字5年(761年)に良弁(ろうべん)僧正が、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により、開基したと伝えられる名刹が滋賀県大津市の石山寺。本堂(正堂)は、永暦2年(1078年)に雷のために半焼し、永長元永長元年(109…
石山寺(滋賀県大津市)の多宝塔は、鎌倉時代の建久5年(1194年)に建立されたもので、建築年が明確なものとしては日本最古の多宝塔。もちろん国宝に指定されています。和歌山・金剛三昧院(こんごうさんまいいん)多宝塔、大阪・慈…
天平宝字5年(761年)、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により良弁(りょうべん)僧正が開基したと伝えられる滋賀県大津市の古刹、石山寺。西国三十三所観音霊場の第13番札所となる真言宗の寺です。瀬田川に臨んで建つ山門の東…