宇治上神社
応神天皇、その皇子・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)、兄の仁徳天皇を祀る宇治の古社が宇治上神社。拝殿と本殿は国宝で、本殿は現存する神社建築としては日本最古のもの。境内に湧く「桐原水」は、現存唯一の「宇治七名水」…
応神天皇、その皇子・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)、兄の仁徳天皇を祀る宇治の古社が宇治上神社。拝殿と本殿は国宝で、本殿は現存する神社建築としては日本最古のもの。境内に湧く「桐原水」は、現存唯一の「宇治七名水」…
「釈迦堂さん」の愛称で知られる京都市右京区嵯峨にある浄土宗の古刹、清凉寺。嵯峨天皇の皇子で光源氏のモデルとされる左大臣・源融(みなもとのとおる)の山荘・栖霞観(せいかかん)のあったところで源融の一周忌である896(寛平8…
東京都文京区根津にある根津神社(ねづじんじゃ)は、社伝によれば日本武尊(やまとたけるのみこと)創建伝承の残る古社。江戸の神社建築としては最大規模という社殿群は国の重要文化財に指定され、江戸時代からツツジの名所として有名。…
神奈川県高座郡寒川町にある相模国(さがみのくに)一之宮が寒川神社。相模川河口から7kmほど内陸に鎮座していますが、現社地が往時の河口と推測できます。さらに上流にはかつて相模国分寺があり、古代の相模国の中心だった場所です。…
明治12年、フランスのマルマン神父により仮聖堂が建てられ、明治41年に後任のペルー神父が現在の天主堂を築造したのが五島列島福江島にある堂崎天主堂。イタリアから運ばれた赤煉瓦を使った天主堂は、五島最古の洋風建造物として、昭…
五島列島・福江島の西瑞、波静かな玉之浦の入江奥に建つ井持浦教会(いもちうらきょうかい)。明治30年、フランス人宣教師、アルベルド・ペルー神父によって建てられた当初の教会はレンガ建築で、五島最初のロマネスク様式が採用された…
長崎県対馬市にある平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載の古社が和多都美神社(わたづみじんじゃ)。海神である豊玉彦尊が対馬に宮殿を築いた跡地といわれ、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)…
京都、高雄にある神護寺からさらに周山街道(しゅうざんかいどう)を北へと走った三尾の最奥、栂尾(とがのお)に建つ古刹が高山寺(こうざんじ)。774(宝亀5)年、光仁天皇(こうにんてんのう)の勅願によって開創。境内は「華厳浄…
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下鴨神社)の境内社で、楼門南側に鎮座するのが相生社(あいおいのやしろ)。祭神は神皇産霊神(かむむすびのかみ)で、京都屈指の縁結びのパワースポットになっています。ご神木の連理の賢木(れんり…
浄土真宗本願寺派の大本山が本願寺(西本願寺)。1272(文永9)年、親鸞の娘・覚信尼(かくしんに)が東山大谷に創建した大谷廟堂が起源。3世・覚如(かくにょ)の時代に大谷廟堂を寺院化して本願寺と称しました。戦国時代には寺地…
上賀茂神社(賀茂別雷神社)、八坂神社や伏見稲荷大社に並ぶ京都最古の神社で、上賀茂神社とともに山城国一之宮。平安時代以前からの原始林がそのまま残る「糺の森」(ただすのもり)に鎮座しています。正式名は賀茂御祖神社 (かもみお…
上賀茂神社は、正式名を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産。平安遷都以前に、京で大きな勢力を持っていた賀茂氏の祖先を祀る神社で、遷都後は賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに王…
京都府京都市左京区鹿ケ谷、哲学の道近くにある法然上人ゆかりの手入れされた風雅な庭のある寺が法然院。1206(元久3)年、浄土宗の開祖・法然が、弟子の住蓮、安楽とともに開いた念仏道場の旧跡と伝えられ、春秋には伽藍内の特別公…
明治19年、引間城跡に旧幕臣・井上延陵(井上八郎)が創建したのが元城町東照宮(浜松東照宮)。徳川家康立身出世の地に家康を祀る東照宮がないのはどうしたことかと考えた井上延陵は、引間城跡に東照宮を建立。境内には徳川家康は31…
引間城(曳馬城・引馬城=現在の浜松東照宮の地にあった中世の城)の女城主・お田鶴の方(亀姫君)は、三河を統一した松平家康(徳川家康)に攻め落とされますが、最後まで城を死守した女丈夫に感動した家康は、お田鶴の方(おたづのかた…
平安時代の初め、嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子(たちばなのかちこ=日本最初の禅寺壇林寺を開いたことから檀林皇后と呼ばれる)がその子、仁明天皇のご託宣により先祖を祀ったという古社が梅宮大社。祭神は酒解神(さけのけのかみ=大山…
京都市左京区一乗寺松原町、狸谷山不動院への登り口、詩仙堂の東隣にある神社が八大神社(はちだいじんじゃ)。1294(永仁2)年創建という古社で、一乗寺下り松で吉岡一門と決闘をする宮本武蔵が、その直前に神頼みしようとしました…
熊野信仰盛んな1160(永暦元)年、後白河上皇が平清盛・重盛に命じて京に創建された神社が新熊野神社(いまくまのじんじゃ)。退位後に院政を敷いた際に、住まいとしたのが現在の京都市東山区に建つ法住寺周辺(法住寺殿)。その鎮守…