首大仏(無量光寺)

和歌山市の無量光寺にある頭部のみの大仏(盧舎那仏)が通称「首大仏」(おぼとけ)。今は廃寺となった大福寺に江戸時代中期の享保年間(1716年〜1736年)に建立された大仏がルーツですが、その大仏は丈六仏(4.8m)。現在の大仏は2代目で、初代の首大仏が火事で焼け落ちた後に、その銅を使って鋳造したもの。

大仏が首だけなのは予算不足から

大福寺は1854(安政元)年に発生した安政大地震で全壊し、明治41年に廃寺に。
首大仏は本山にあたる無量光寺に移されて現存しています。

なぜ、首から下が造られなかったのかといえば、予算不足だったからと推測されています。
鎌倉の大仏を目標に、丈六仏の溶けた銅でまずは頭部を鋳造し、その後胴体も鋳造し、頭部とつなげる予定だったのですが、頭部だけの大仏となったというのが真相。
ただし、予算不足なのに高さ3mの頭部を鋳造し、残りの銅の手配を考えても、本当に鎌倉の巨大な大仏の鋳造を目指したのかという疑問も残ります。

無量光寺は、1829(文政12)年、文化・芸術に力を注いだ紀州藩10代藩主・徳川治宝(とくがわはるとみ)の命で、京の法然院を模して創建された寺。

この首大仏、「首から上の願いを叶える」ということで受験生の合格祈願にも人気となっています。

首大仏(無量光寺) DATA

名称 首大仏(無量光寺)/おぼとけ(むりょうこうじ)
所在地 和歌山県和歌山市吹上5-1-35
関連HP 和歌山市公式ホームページ
電車・バスで JR阪和線和歌山駅から和歌山バス紀三井寺行で15分、小松原5丁目下車、徒歩10分
ドライブで 阪和自動車道和歌山ICから約5.5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ TEL:073-423-5738
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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