木下万葉公園(木下貝層)
海進(間氷期)と海退(氷期)とが10万年の周期で繰り返されてきましたが、12万年前の下末吉海進の際には古東京湾と呼ばれる浅い海が関東平野一帯に広がっていました。千葉県印西市にある木下貝層はその時代に堆積した厚さ4.3m、…
海進(間氷期)と海退(氷期)とが10万年の周期で繰り返されてきましたが、12万年前の下末吉海進の際には古東京湾と呼ばれる浅い海が関東平野一帯に広がっていました。千葉県印西市にある木下貝層はその時代に堆積した厚さ4.3m、…
新選組隊長だった近藤勇は、尊攘派の制圧に尽力しましたが、旧幕軍派最後の抵抗である戊辰戦争(ぼしんせんそう)の際、下総で捕えられ、刑死しました。その近藤勇が甲陽鎮撫隊として下総国流山(千葉県流山市)で陣屋を構えたのが酒造家…
大正5年3月14日開業の流鉄流山線(りゅうてつながれやません)の流山駅(ながれやまえき)。現存する駅舎は昭和12年に改築されてはいるものの開業当時のもの。「東京近郊にありながらローカル色のある駅」という理由で、「関東の駅…
銚子駅と外川駅を結ぶ銚子電鉄の終点が外川駅(とかわえき)。木造平屋建ての簡素な駅は、大正12年7月5日の銚子鉄道開業時代のイメージを踏襲し、駅には自販機とトイレがあるだけという素朴さです。建物は修築されながらも往時の木造…
千葉県成田市にある宗吾霊堂(そうごれいどう)は、正式名は鳴鐘山東勝寺で真言宗豊山派の寺。寺伝によれば桓武天皇の勅命により、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が房総平定の際に創建したという古刹です。寺地は火災などで変遷…
銚子半島北端、利根川河口近くに建つ、展望タワーが銚子ポートタワー。海抜57.7m、総ガラス張りのツインタワー構造で、3階と4階が八角形の展望室。眼下に銚子の町並みと漁港、利根川の河口や太平洋、遠く鹿島灘までを一望する。日…
千葉県銚子市、屏風ヶ浦(びょうぶがうら)から犬吠埼(いぬぼうざき)へと続く千葉県道286号愛宕山公園線(銚子ドーバーライン)終点、愛宕山(あたごやま)にある展望台が、地球の丸く見える丘展望館。標高は73.6mですが、銚子…
かつうら海中公園海中展望塔に隣接して建つ千葉県立中央博物館の分館が海の博物館。房総の海の自然について紹介し、海の資料館(勝浦海中公園ビジターセンター)とともに南房総国定公園勝浦海域公園のビジターセンター的ミュージアムにな…
リアス式海岸が続く千葉県勝浦市、勝浦市街の西、14.5haの勝浦海域公園(旧・海中公園)の中央部に設置されたのが「かつうら海中公園海中展望塔」。海域公園は全国の国立公園、国定公園の海域の景観を維持するため、自然公園法第2…
千葉県銚子市の外川漁港(とかわぎょこう)の西方、名洗(なあらい)から刑部岬(ぎょうぶみさき/旭市)にかけての10kmにわたる海岸沿いには、高さ40m〜50mの断崖絶壁が連なリますが、これが屏風ヶ浦。水郷筑波国定公園に指定…
九十九里浜は、北は刑部岬(きょうぶみさき/千葉県旭市)から南は太東崎(いすみ市)まで、全長66kmの砂浜が弓なりに続く海岸。そのほぼ中央に位置し、夏は海水浴の多くの人出でにぎわう九十九里町不動堂の豊海(不動堂)海岸に建つ…
「♪つれて逃げてよ ついておいでよ」の歌い出しで知られる演歌『矢切の渡し』。昭和51年にちあきなおみが歌いましたが、昭和58年の競作で細川たかしの歌った『矢切の渡し』が『第25回日本レコード大賞』受賞、年末の紅白歌合戦の…
松戸市矢切(やきり)と葛飾区柴又(かつしかくしばまた)を結ぶ、矢切の渡し(やきりのわたし)は、伊藤左千夫(いとうさちお)の純愛小説『野菊の墓』の舞台。小説『野菊の墓』では、明治30年代の矢切一帯の情景が描かれており、その…
江戸川河畔、松戸市下矢切(やきり)と東京都葛飾区柴又(かつしかくしばまた)を結ぶ、江戸川の渡し船が矢切の渡しで、江戸時代には幕府公認の農民渡船でした。旧矢切村の農民は江戸川対岸に農地を持っている場合も多かったのです。伊藤…
童謡『月の砂漠』は、千葉県御宿町(おんじゅくまち)の御宿海岸の砂丘がモデル。大正から昭和初期にかけて活躍した詩人で叙情画家の加藤まさをが、当地の砂丘にヒントを得て作詩。雑誌『少女倶楽部』(大日本雄辯會=講談社発行)の大正…
平安時代編纂の『延喜式』神名帳に記載の古社(式内社)で上総国(かずさのくに)一之宮が玉前神社(たまさきじんじゃ)。千葉県長生郡一宮町の町名はもちろんこの神社に由来しています。祭神は、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。安産…
2024年5月25日(土)〜6月23日(日)、香取市の水郷佐原あやめパーク(旧水郷佐原水生植物園)で『水郷佐原あやめ祭り』が開催されます。水郷筑波国定公園の水と緑を生かした水郷佐原あやめパークでは、名物のあやめ(花菖蒲)…
常陸利根川と与田浦(よだうら=水郷16島の中央にある湖)に挟まれた場所は加藤洲(かとうず)と呼ばれ、かつては孤島だった場所。千葉県香取市の市営植物園「水郷佐原あやめパーク」近くから「さっぱ舟」で加藤洲十二橋を巡るのが「十…