東寺
東寺真言宗の総本山が東寺(教王護国寺)。794(延歴13)年の平安京造営に際し、国家鎮護のため羅城門の東に創建さた歴史ある官寺。823(弘仁14)年に空海が譲り受けて真言宗の道場と改めたため、弘法さんの寺として信仰を集め…
東寺真言宗の総本山が東寺(教王護国寺)。794(延歴13)年の平安京造営に際し、国家鎮護のため羅城門の東に創建さた歴史ある官寺。823(弘仁14)年に空海が譲り受けて真言宗の道場と改めたため、弘法さんの寺として信仰を集め…
一般には三十三間堂の名で知られていますが、正式には蓮華王院(れんげおういん)で、天台宗の古刹。妙法院に属する堂で、妙法院の境外仏堂。1164(長寛2)年に後白河上皇が離宮として建てた法住寺殿の一角に平清盛に命じて創建した…
京都には平安京以前に、恭仁京(くにきょう)、長岡京が置かれていますが、最初に配されたのが聖武天皇時代の恭仁京です。現在の木津川市加茂で、大極殿の跡地など一帯は「恭仁宮跡(山城国分寺跡)」として国の史跡となっています。恭仁…
聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、山城国(やましろのくに=当時は山背国)国分僧寺(金光明四天王護国之寺/こんこうみょうしてんのうごこくのてら)の寺院跡があるのが京都府木津川市加茂町。聖武天皇が平城京から…
応和3年(963年)に空也上人(醍醐天皇第二皇子)が開いた真言宗智山派の古刹が六波羅蜜寺で、西国三十三所第17番札所。平安後期には平忠盛が塔頭寺院に滞在したことから、平清盛、重盛は広大な寺域に京滞在の館を築いています。重…
947(天暦元)年、巫女(みこ)の多治比文子(たじひのあやこ)らが北野の右近馬場に皇城鎮護の神として菅原道真の霊を祀ったのが始まりという古社が北野天満宮。京で起こった天変地異が道真の祟りという風評が広がり、その霊を鎮める…
京都市山科区にある御廟野古墳(ごびょうのこふん)は、7世紀末~8世紀、つまりは古墳時代終末期の古墳。形状は、八角形が天下八方の支配者にふさわしいという道教の影響を受けた正八角形の八角墳で、第38代天智天皇の陵墓だと宮内庁…
叡山ケーブルの終点駅であるケーブル比叡駅に接続するロープウェイ比叡駅と比叡山頂駅を3分で結ぶ叡山ロープウェイ。昭和3年に開業した「比叡山空中ケーブル」が前身。「比叡山空中ケーブル」を運行したのはケーブルと同じで京都電燈叡…
比叡山の京都・八瀬側登山ルートとして、大正14年12月20日に京都電燈が叡山鋼索線として西塔橋(現在のケーブル八瀬駅)〜四明ヶ嶽(現在のケーブル比叡駅)間を開業したのが始まりという歴史ある叡山ケーブル。ケーブル八瀬駅から…
ユネスコ世界文化遺産に登録される比叡山延暦寺。その西塔(さいとう)地区から法然が修行したという黒谷(黒谷青龍寺)へと下る途中にあるのが瑠璃堂(るりどう)。元亀2年9月12日(1571年9月30日)の織田信長による、有名な…
伊勢神宮のルーツとされる元伊勢で、丹後国(古くは丹波国)一之宮の籠神社(このじんじゃ)の奥宮とされるのが真名井神社。元伊勢大元宮、外宮元宮とも呼ばれる古社で、以前は匏宮(よさのみや)、吉佐宮(よさのみや)と呼ばれていまし…
天橋立の北、宮津市大垣に鎮座する神社が籠神社(このじんじゃ)で、丹後国一之宮。近くの宮津市府中は、中世に丹後国の国府があったところで、古くから拓けた地であることがわかります。宮司家の海部氏の系図は国宝に。神門前の石造狛犬…
丹後(たんご)の天橋立(あまのはしだて)は陸奥(むつ)の松島、安芸(あき)の宮島とともに「日本三景」に数えられる景勝地。約8000本の黒松林が続く砂嘴で、全長約3.6km、幅は20mから170m。白砂青松百選、日本の道百…
天橋立駅・智恩寺(切戸の文殊)側から、公園となった天橋立へと歩くと、西の内海(阿蘇海)と東の外海(宮津湾)を結ぶ天橋立運河(文殊水道=大正3年掘削)があります。この水路にかかる橋で、正式名は小天橋へと架かるため小天橋。そ…
成相寺からさらに車で7分ほど上った鼓ヶ岳(569.1m)の山上、標高470m地点にあるのが成相山パノラマ展望台。天気のいい日には能登半島や白山まで見渡せ、「日本一のパノラマ展望台」とのこと。
成相寺は、704(慶雲元)年、真応上人が開基した橋立真言宗の古刹で、天橋立を望む絶景で知られる鼓ヶ岳(569.1m)の中腹に建っています。元々は真言密教(山岳修験)の道場。本尊は美人観音として知られる聖観世音菩薩で、「願…
成相山(なりあいさん)の中腹にある公園で、阿蘇海と宮津湾を分けて文珠方面に伸びる天橋立が「斜め一文字」に伸びる様子は天橋立三大観のひとつでこれが、「斜め一字観」。「股のぞき」の名所としても有名で「股のぞき観」とも呼ばれて…
天橋立を東西南北から眺める「天橋立四大観」のうち、宮津湾・日本海側(東側)から天橋立の長大な砂州を眺めるのが雪舟観展望所(せっしゅうかんてんぼうしょ)。ここからの眺めが雪舟が描いた『天橋立図』(あまのはしだてず/国宝、京…