石山寺・毘沙門堂
西国三十三所の観音霊場としても名高い石山寺(滋賀県大津市)。本堂の東側に観音堂と並んで建つのが毘沙門堂。重要文化財の東大門と並び、建久年間(1190〜1199年)に源頼朝により寄進で創建されていますが、現存する建物は、江…
西国三十三所の観音霊場としても名高い石山寺(滋賀県大津市)。本堂の東側に観音堂と並んで建つのが毘沙門堂。重要文化財の東大門と並び、建久年間(1190〜1199年)に源頼朝により寄進で創建されていますが、現存する建物は、江…
西国三十三所霊場、石山寺(滋賀県大津市)の本堂東側にあり、珪灰石(けいかいせき)の崖にせり出して建つ蓮如堂は、蓮如上人(れんにょしょうにん)の遺品を安置するお堂。蓮如上人は、浄土真宗中興の祖で、上人の母堂が石山観音の化身…
西国三十三所霊場のひとつで古くから観音信仰で名高い、滋賀県大津市にある石山寺は寛弘元年(1004年)、紫式部(むらさきしきぶ)が堂内に籠もり『源氏物語』須磨・明石の巻を綴った場所と伝えられます。境内の高台には源氏苑が整備…
天平宝字5年(761年)に良弁(ろうべん)僧正が、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により、開基したと伝えられる名刹が滋賀県大津市の石山寺。本堂(正堂)は、永暦2年(1078年)に雷のために半焼し、永長元永長元年(109…
石山寺(滋賀県大津市)の多宝塔は、鎌倉時代の建久5年(1194年)に建立されたもので、建築年が明確なものとしては日本最古の多宝塔。もちろん国宝に指定されています。和歌山・金剛三昧院(こんごうさんまいいん)多宝塔、大阪・慈…
天平宝字5年(761年)、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により良弁(りょうべん)僧正が開基したと伝えられる滋賀県大津市の古刹、石山寺。西国三十三所観音霊場の第13番札所となる真言宗の寺です。瀬田川に臨んで建つ山門の東…
竹生島(ちくぶしま)は、「琵琶湖八景」のひとつ「深緑・竹生島の沈影」で知られる琵琶湖の北部に浮かぶ周囲2kmの小島。「琵琶湖八景」で深緑というのは、島が針葉樹に包まれているから。島の名は「神の斎(いつ)く島」に由来し、神…
琵琶湖に浮かぶ竹生島(滋賀県長浜市)に鎮座する都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)。祭神は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと=弁財天)、宇賀福神、竹生島龍神、そして産土神の浅井比売命(あざいひめのみこと)…
琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま/滋賀県長浜市)にあり、神亀元年(724年)、聖武天皇が国内安穏、国家鎮護の祈りを込めて、行基に堂塔を建立させたのが始まりと伝わる古刹が宝厳寺(ほうごんじ)。本尊の大弁財天は厳島神社、江島…
奈良県桜井市の安倍文殊院(あべもんじゅいん)、京都府宮津市の智恩寺(切戸文殊)と並び「日本三文殊」に数えられるのが山形県高畠町の亀岡文殊(大聖寺)。東北地方には、数少ない合格祈願、学業成就のパワースポットになっています。…
藤ノ木古墳は、奈良県斑鳩町にある6世紀後半の築造と推定される直径48m、高さ9mほどの円墳で被葬者は不明。石室内からは鳳凰、象、鬼面などの透彫を施した見事な金銅製の馬具が出土し、石室に収められた家形石棺内からは金銅製の冠…
奈良県桜井市にある華厳宗の寺、安倍文殊院(あべもんじゅいん)。京都府宮津市の切戸文殊(智恩寺)、山形県高畠町の亀岡文殊(大聖寺)に並び「日本三文殊」のひとつ。大化改新の時に左大臣として登用された安倍倉梯麻呂(あべのくらは…
奈良県桜井市初瀬に建つ真言宗豊山派総本山の古刹が長谷寺(はせでら)。正式には豊山神楽院長谷寺といい、朱鳥元年(686年)、僧・道明が天武天皇のために銅板法華説相図(千仏多宝仏塔=国宝)を安置したことが始まり。舞台造り(懸…
奈良県明日香村を見下ろす小峰・岡山の山腹に建つ古刹が岡寺で、正式名は東光山真珠院龍蓋寺(とうこうさんしんじゅいんりゅうがいじ)。岡に立つ寺という意味で、岡寺と通称されています。寺伝によれば、天智2年(663年)、天智天皇…
奈良県高取町にある壺阪寺は、大宝3年(703年)、弁基上人が開基と伝えられる古刹。それを証明するかのように境内からは藤原京時代の瓦が出土しています。京都・清水寺(きよみずでら)の北法華寺に対し南法華寺が寺の正式名で、長谷…
『谷汲山根元由来記』によれば、延暦17年(798年)に豊然(ぶねん)上人が開創し、天慶7年(944年)、朱雀天皇が鎮護国家の勅願寺としたのが岐阜県揖斐川町の華厳寺(けごんじ)。地元中京圏では谷汲山(たにぐみさん)という山…
大阪府和泉市、槇尾山の中腹にある天台宗の古刹が施福寺(せふくじ)。山号は槇尾山(まきのおさん)で、槇尾寺(まきおでら)と通称されています。『槇尾山大縁起』によれば第29代・欽明天皇が病気治癒の勅願により行満上人によって開…
宝亀元年(770年)、猟師・大伴孔子古(おおとものくじこ)による創建と伝わる、粉河(こかわ)観音宗の総本山が歌山県紀の川市にある粉河寺(こかわでら)。清少納言(せいしょうなごん)の『枕草子』(まくらのそうし)にも登場する…