森戸神社(森戸大明神)
神奈川県葉山町の森戸海岸に建つのが森戸神社(森戸大明神)。治承4年(1180年)、源頼朝が尊崇する三嶋社 (現・三嶋大社)から三嶋大明神の分霊を勧請して創建したと伝わる古社です。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも幕…
神奈川県葉山町の森戸海岸に建つのが森戸神社(森戸大明神)。治承4年(1180年)、源頼朝が尊崇する三嶋社 (現・三嶋大社)から三嶋大明神の分霊を勧請して創建したと伝わる古社です。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも幕…
神奈川県鎌倉市、鎌倉市街の入口に位置する稲村ヶ崎から西(江の島側)の小動岬(こゆるぎみさき)にかけて続く長い汀線(ていせん)をもつ浜が七里ヶ浜。その名は、鎌倉時代の単位でおよそ7里(約4.2km)あったことに由来(実際に…
静岡市清水区の興津(おきつ)、清水港や三保松原を望む高台にあり、「興津(おきつ)の清見寺」として知られる臨済宗の名刹。その歴史は古く、創建は7世紀頃と伝えられています。天文8年(1539年)、今川義元の軍師・大原雪斉によ…
主君・源義朝(源頼朝の父)を屋敷近く、法山寺(現・愛知県美浜町)の湯殿で暗殺し、平清盛に取り入ろうとした長田忠致(おさだただむね)・長田景致(おさだかげむね)親子。頼朝が平家追討に立ち上がると源氏に与するという処世ですが…
長野県千曲市の三峯山(1131.4m)の北東麓に広がる棚田が、姨捨の棚田(おばすてのたなだ)。初夏に水を張った棚田に、月が映り込む風景は、田毎の月(たごとのつき)として江戸時代から有名。歌川広重の『六十余州名所図会』にも…
箱根カルデラの外周に連なる箱根外輪山のうち、金時山の北側に位置する峠が足柄峠(あしがらとうげ)。古代の東海道、足柄路(矢倉沢往還)で、ここの坂から東が古代の坂東(ばんどう)となります。現在は神奈川県(南足柄市)と静岡県(…
小田原から箱根へと上る箱根ターンパイク沿いにある標高262mの尾根状のピークが石垣山。ミカン畑が広がるのどかな山ですが、東は相模湾に臨み、北は小田原市街を眼下にするという立地から、戦国時代末に豊臣秀吉が「石垣山一夜城」を…
徳川家康の遺言により徳川2代将軍・徳川秀忠が元和3年(1617年)に造営し、3代将軍・徳川家光が現在の形へと大改修(寛永の造替)を行なった徳川家康の霊廟が、栃木県日光市の日光東照宮。「日光を見ずして結構と言うなかれ」とい…
日光東照宮は、徳川家康の廟所として築かれた神仏習合の霊山。まずは久能山に祀り、その後、日光山に改葬という家康の遺言を受け、天台宗の天海大僧正の主張(山王一実神道で祀る)で東照大権現として祀られましたが、その墓所が日光東照…
愛知県岡崎市にある古刹が滝山寺(たきさんじ)で、隣接して3代将軍・徳川家光が建立した滝山東照宮があります。『滝山寺縁起』によれば、天武天皇の勅命で役小角(えんのおづぬ=役行者・えんのぎょうじゃ)が吉祥寺として創建。創建時…
京都市西京区大原野にある洛西の名社、大原野神社(おおはらのじんじゃ)。延暦3年(784年)、長岡京遷都にあたり、桓武天皇の后・藤原乙牟漏(ふじわらのおとむろ)が藤原氏の氏神でもある奈良・春日大社の分霊を勧請したのが起源。…
天下統一を目前とした織田信長が、NHK大河ドラマ第59作『麒麟がくる』の主人公となった明智光秀の謀反により夢半ばにして自刃した寺が本能寺。往時の本能寺は「本能寺の変」で焼失し、現在の本能寺は豊臣秀吉によって移転、再建され…
鎌倉(現・神奈川県鎌倉市)に幕府を開くにあたり、源頼朝(みなもとのよりとも)が行なった都市計画で、メインストリートとして造成されたのが海岸と鶴岡八幡宮を結ぶ若宮大路。参道を兼ねるため一の鳥居から三の鳥居まで途中3つの鳥居…
俳人・松尾芭蕉の門下生であり、芭蕉十哲のひとり、向井去来(むかいきょらい)が晩年を過ごした草庵跡が京都市嵯峨野の落柿舎(らくししゃ)。去来はここを、身分の差なく、誰もが自由に出入りできる俳句道場とすることを旨とし、土間の…
城下町長府の中心に鎮座する忌宮神社(いみのみやじんじゃ)は、長門国の二之宮。仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)が西国平定の折、豊浦宮(とゆらのみや) を建て、7年間滞在したといわれる古…
広島県福山市、沼隈半島(ぬまくまはんとう)の南端、阿伏兎岬(あぶとみさき)の断崖にそびえ建つ朱塗りのお堂が、阿伏兎観音。正式名は磐台寺(ばんだいじ)の観音堂で、花山法皇(かざんほうおう)の創建と伝えられ、現存する観音堂は…
石見銀山開発に尽力した奉行・大久保長安の配下、備中国早島(現・岡山県早島町)生まれの山師・安原伝兵衛が夢のお告げで発見したと伝えられる間歩(まぶ=坑道)が位置する釜屋間歩。観音菩薩に似た銀の塊を拾い、清水寺(せいすいじ)…
甲斐の武田氏の発祥地、山梨県韮崎市の古社、武田八幡宮。社伝によれば弘仁13年(822年)、武田王の祠廟に宇佐神宮の分霊を勧請して創建したという古社。さらに清和天皇の貞観年間(859年~876年)に京・石清水八幡宮の分霊を…