木下万葉公園(木下貝層)

木下万葉公園(木下貝層)

海進(間氷期)と海退(氷期)とが10万年の周期で繰り返されてきましたが、12万年前の下末吉海進の際には古東京湾と呼ばれる浅い海が関東平野一帯に広がっていました。千葉県印西市にある木下貝層はその時代に堆積した厚さ4.3m、長さ45mにおよぶ露呈。貝化石、ウニ化石を多産する化石層が露出しているのです。

12万年前の化石層の露頭は必見

暖流系の浅海性の貝類など100種類の貝などからなる化石層で、学術的に重要で、国の天然記念物に指定されています。

その木下貝層を中心に2.6haにわたって整備されたのが木下万葉公園で、河津桜(3月中旬~4月上旬)が咲く花の谷、大ケヤキ聳える花の谷広場、展望台、10万年の丘広場などが配されています。

ちなみに印西市栄町にある龍角寺古墳群(国の史跡)にある岩屋古墳の横穴式石室は、貝化石層を切り出して構築したもの。

木下万葉公園(木下貝層)
名称 木下万葉公園(木下貝層)/きおろしまんようこうえん(きおろしかいそう)
所在地 千葉県印西市木下平台799-1
関連HP 印西市公式ホームページ
電車・バスで JR木下駅から徒歩15分
ドライブで 東関東自動車道千葉北ICから約22km
駐車場 14台/無料
問い合わせ 印西市役所都市建設部都市整備課 TEL:0476-33-4663/FAX:0476-42-6200
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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