前方後円墳の麓で眠る新体験! 「古墳の宿」が誕生

cofunia

2025年3月20日、(木・祝)、奈良県天理市にある前方後円墳、西山塚古墳の墳丘の麓に、古代の思想「陰陽五行」と「五感」をテーマにした宿泊施設「cofunia」(コフニア)がオープン。西山塚古墳は、古墳時代後期の築造で、墳丘長144mの巨大古墳。墳丘のにも上ることができます。

コンセプトは、「人の営み×五感」と「時の流れ×五行」

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古墳の宿「cofunia」(コフニア)誕生のきっかけは、長年空き家となっていた築100年以上の古民家を活用したいという地元住民の想い。

全国から集まった100名ほどのボランティアが地元コミュニティと協力し、リノベーションを実施。
クラウドファンディングを経て、「木・火・土・金・水」の陰陽五行をテーマにした4棟の宿泊棟と1棟の飲食棟が誕生、訪れる人々が五感を通じて奈良の歴史や文化を体感できる設計になっています。

「山の辺の道」のコース途上に位置する西山塚古墳は、大和古墳群(萱生支群)を構成する古墳のひとつ。
第26代継体天皇皇后の手白香皇女(たしらかのひめみこ)の真陵とも目され、墳丘からは大和三山を見渡せる絶景の眺望が広がります。
継体天皇と手白香皇女との間に生まれた欽明天皇が、今日まで長く続く皇室の祖、つまりは手白香皇女の陵墓は重要な位置づけにありますが、宮内庁は同じ天理市にある西殿塚古墳を「手白香皇女衾田陵」に治定しているため、西山塚古墳は史跡指定もありません。

ヤマト王権、そして現在の天皇にもつながる貴重な墳墓の可能性もあるのがこの西山塚古墳というわけです。

陰陽五行説に基づく部屋と食堂とは!?

  • こがね(金の棟):夜空に浮かぶ真鍮のシルエットが印象的な部屋、静寂の中で心を落ち着きたい人向き
  • みず(水の棟):童心に返り、冒険心を呼び覚ますロフトとツリーハウスの宿泊ルーム
  • つち(土の棟):洞窟をイメージした独特のデザインで、2階の寝室からは墳丘を見渡すことができます
  • き(木の棟) :古材を活かした温かみのある空間で、家族や友人とゆったりと過ごせすことが可能
  • ひ(火の棟):以前使われていた「おくどさん」(かまど)を模したキッチンカウンターが特徴の飲食棟

宿泊棟数:4棟10床(定員2名〜4名)+飲食棟(火の棟)
宿泊料金:1泊朝食付き2名で3万2000円(税込み)〜

前方後円墳の麓で眠る新体験! 「古墳の宿」が誕生
所在地 奈良県天理市萱生町1021
場所 古墳の宿「cofunia」
関連HP 「cofunia」(コフニア)予約サイト
電車・バスで JR長柄駅からタクシーで7分
ドライブで 名阪国道天理東ICから約7km
駐車場 あり/無料
問い合わせ cofunia(コフニア) TEL:0743-20-6393
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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