所沢に、大魔神発見!

大魔神

昭和41年に大映が製作・公開した日本映画の特撮時代劇シリーズ三部作が『大魔神』。この大魔神の像が立つのが、埼玉県所沢市にある「ところざわサクラタウン」。所沢を舞台とする映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(令和3年8月13日公開)に大魔神が再登場したことで、大魔神像2体が建立されたもの。

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』ゆかりの地、所沢

大魔神
「ところざわサクラタウン」の大魔神(「魔神像」と「武神像」)

『大魔神』、『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』は大映京都撮影所で製作された映画で、当時人気だった時代劇に特撮という新風を巻き込んでの話題作で、特撮時代劇という新分野化を開拓しただけでなく、今見直しても色褪せることのないシリーズとなっています。
大映東京撮影所が『大怪獣ガメラ』を成功させたことで、時代劇を得意としていた大映京都撮影所が制作した渾身の作品というわけです。

実はこの大映が現在のKADOKAWA。
大魔神像が設置される「ところざわサクラタウン」は、KADOKAWAによる日本最大級のポップカルチャー発信拠点で、公益財団法人角川文化振興財団が「角川武蔵野ミュージアム」を運営しています。

令和3年8月13日公開の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(監督・三池崇史、主演・寺田心)は、20XX年、フォッサマグナに眠る古代の化石が結集して生まれた妖怪獣が東京へ襲来、妖怪獣を止めるため妖怪たちが伝説の武神「大魔神」を蘇らせようとするのです。

こうして55年ぶりにスクリーンに蘇ったのが大魔神で、KADOKAWAと所沢市が取り組む「COOL JAPAN FOREST構想」の掲げる「人々の賑わい創出」の一環として、迫力ある大魔神像を「ところざわサクラタウン」に設置。

ところざわサクラタウン内では、武蔵野坐令和神社前のシンボルツリーを背景に、芝生エリアに高さ2.5m(台座含む)の「魔神像」、「武神像」(像はブロンズ、台座部分は白御影石)が二像一対で並ぶほか、JR東所沢駅の北口ロータリーには、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の撮影で実際に使用された横幅6m、高さ3mの巨大な大魔神半身像(発泡スチロール、硬質ウレタン樹脂コーティングにて補強)も設置され、所沢は「大魔神の町」と化しているのです。

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』はDVD、Blu-ray化され、発売中。

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

大魔神
所沢駅前の大魔神半身像
大魔神
映画『妖怪大戦争』にも大魔神が登場! ©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
所沢に、大魔神発見!
所在地 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
場所 ところざわサクラタウン
関連HP ところざわサクラタウン公式ホームページ
電車・バスで JR東所沢駅から徒歩10分
ドライブで 関越自動車道所沢ICから約3km
駐車場 第1駐車場(148台/30分まで無料、以降有料)、第2駐車場(115台/30分まで無料、以降有料)、第3駐車場(142台/30分まで無料、以降有料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
埴輪「挂甲の武人」

映画『大魔神』シリーズのモデルは、埴輪「挂甲の武人」

昭和41年に大映(現・KADOKAWA)が製作・公開した日本映画の特撮時代劇シリーズ三部作が『大魔神』。『大魔神』、『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』で、この大魔神のモデルとなったのが、東京国立博物館に収蔵、特別展などで展示される埴輪「挂甲の武

 

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