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創立100周年の大井川鐵道で、「SL急行」が金谷駅始発に

大井川鐵道は、1925年3月10日に創立(鉄道営業開始は1927年6月10日)で、2025年で創立100周年を迎えます。2025年4月7日(月)にダイヤ改正が行なわれ、大井川本線のSL急行列車の始発駅が、これまでの新金谷駅から金谷駅に変更。JR東海道本線との乗り換えが便利になります。

新幹線・東海道本線利用者の利便性が向上

これまでは、新金谷駅始発だったため、JRからの乗り換えの場合は、金谷駅から新金谷駅までひと駅、移動する必要がありました。
これは新金谷駅前に有料駐車場があり、車で来た人の便利が良かったのと、大井川本線新金谷駅構内に車両基地(新金谷車両区)があったため、新金谷駅発のほうが利便性があったのです。

そのため、東海道新幹線から掛川駅や浜松駅でJR東海道本線に乗り継いだ場合(掛川駅〜金谷駅は所要14分、浜松駅〜金谷駅は所要34分)、大井川鐵道の金谷駅から新金谷駅まで5分ほど大井川本線に乗車するか、バスやタクシーで新金谷駅に向かう必要あり、鉄道利用者にとってはかなり不便だったのです。

大井川鐵道はSL急行「かわね路号」・「南アルプス号」はを新金谷駅の車両基地から金谷駅まで回送、金谷駅始発とすることで鉄道利用者の利便性を大幅に解消、金谷駅での長い待ち時間(ロスタイム)もなくなったというわけです。
大井川鐵道も「現行よりも遅い時間帯の新幹線をご利用いただけるようになり、余裕のある行程でお越しいただけるようになります」とPRしています。
さらに、SL急行列車3往復すべてが新金谷駅〜家山駅から金谷駅〜川根温泉笹間渡駅に拡大。
川根温泉エリアへのアクセスも向上します。
抜里駅~川根温泉笹間渡駅間の大井川第一橋梁では減速して走行し、大井川本線有数のビューポイントを車窓から楽しむことができます。

金谷駅10:00発、川根温泉笹間渡駅10:49着の「南アルプス1号」を利用すれば、大井川鐵道が指定管理者として運営する「大井川鐵道 川根温泉ホテル」(川根温泉笹間渡駅から徒歩10 分)での 11:00 からのランチバイキングにも間に合うとのこと。

創立100周年の大井川鐵道で、「SL急行」が金谷駅始発に
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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