蓄電池電車が非電化区間を走る! 全3タイプ紹介

電化区間ではパンタグラフを上げて通常の電車のように走行、しかも充電を行ない、非電化区間になるとパンタグラフを下ろして蓄電池で走り、終点駅ではふたたびパンタグラフから充電という、デュアルモードの蓄電池電車が走るのはJR東日本の2タイプ(交流・直流)とJR西日本(交流)の全3タイプです。

「ACCUM」(アキュム)・交流|男鹿なまはげライン|JR東日本

名称:JR東日本EV-E801系電車
愛称:「ACCUM」(アキュム)
走行路線:男鹿なまはげライン(秋田駅〜男鹿駅)/秋田駅〜追分駅は電化の奥羽本線、追分駅〜男鹿駅は非電化区間の男鹿線/秋田県
内容:男鹿方のEV-E801(電動車)と秋田方のEV-E800の2両編成で、有名な「なまはげ」(国の重要無形民俗文化財)をイメージして、EV-E801がジジナマハゲの赤色、EV-E801がババナマハゲの青色に塗装され、客室扉の戸袋部分には、なまはげの顔イラストも配されています
JR東日本では唯一の交流蓄電池電車

男鹿なまはげライン

「男鹿なまはげライン」に蓄電池電車「ACCUM」(アキュム)が走る!

「男鹿なまはげライン」の愛称が付けられた秋田駅〜男鹿駅(おがえき/秋田県男鹿市)。秋田駅〜追分駅は奥羽本線、追分駅〜男鹿駅は男鹿線ですが、この路線に投入されているのが蓄電池電車「ACCUM」(アキュム)。JR東日本EV-E801系電車で、J

「ACCUM」(アキュム)・直流|烏山線|JR東日本

名称:JR東日本EV-E301系電車
愛称:「ACCUM」(アキュム)
走行路線:非電化の烏山線(宝積寺駅〜烏山駅)/栃木県
内容:東京近郊区間を日本で唯一の交流蓄電池電車
烏山線は起点の宝積寺駅(ほうしゃくじえき)が東北本線の乗り換え駅であるため、電化されているのでパンタグラフを上げての充電が可能
終点の烏山駅は非電化区間のため、駅に急速充電器を設置、パンタグラフを上げて架線から充電する仕組み

JR烏山線には、東京近郊区間で唯一、異色の蓄電池電車が走る

電化区間では、パンタグラフを上昇させ、架線からの電力で走行しながら蓄電池に電気を蓄え、非電化区間では蓄電池の電力のみで走行するのが、JR東日本の直流蓄電池電車EV-E301系。一見すると電車ですが、非電化の烏山線(宝積寺駅〜烏山駅)ではパン

DENCHA|海の中道線・若松線・福北ゆたか線など|JR九州

名称:JR九州BEC819系電車
愛称:DENCHA
走行路線:筑豊本線(若松線)、香椎線(海の中道線)、福北ゆたか線、鹿児島本線(折尾駅〜博多駅〜二日市駅)
内容:「DENCHA」の名前は、DUAL ENERGY CHARGE TRAINから取ったもの
車体の塗装や内装デザインは、「ななつ星 in 九州」などJR九州の車両デザインも手がけている水戸岡鋭治が担当しているので、実におしゃれな感じ
海の中道を走る香椎線では鹿児島本線と交差する香椎駅(交流電化)で、充電

DENCHA

「海の中道」を電車そっくりのDENCHAが走る!

博多湾と玄界灘に囲まれた砂州状の「海の中道」に敷設されたJR香椎線(かしいせん)。海の中道にある西戸崎駅(福岡県福岡市東区)と宇美駅(糟屋郡宇美町)を結ぶ25.4kmの非電化のローカル線ですが、電車そっくりのDENCHAが走っています。珍し

蓄電池電車が非電化区間を走る! 全3タイプ紹介
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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