塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』|甲府市

塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』

毎年2月13日正午〜2月14日正午、山梨県甲府市、湯村温泉にある塩澤寺(えんたくじ)の『厄除け地蔵尊まつり』(やくよけじぞうそんまつり)が行なわれます。塩澤寺のお地蔵さんが1年に一度、24時間だけ耳を傾け、善男善女の願いを聞きいれ厄難を逃れることができるというありがたい祭礼です。

24時間に限って、善男善女の願いを聞き届ける!

塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』
塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』

塩澤寺の地蔵堂(国の重要文化財)に安置されている本尊・石造地蔵菩薩座像(山梨県の重要文化財)は、普段は耳が聞こえないのですが、この24時間だけは耳がよく聞こえ、願いを聞いてもらうことができるといわれるため、善男善女が全国から集まってきます。
厄年の男女が、年の数だけ団子や1円玉、節分の豆、飴玉のような球状のものを供えると厄を免れるという言い伝えがあり、今もその風習が続いています。
2月13日には、厄除地蔵尊大祭の開始を告げる「お練行列」も行なわれます。
本尊・石造地蔵菩薩座像を本堂へ移した後に、大きなお札が祈祷され、そのお札を持ちながら住職とともに湯村温泉の町中を練り歩き、祭りの始まりを告げます。
期間中、開運隆昌息災特別大護摩、開運隆昌息災大護摩も焚かれ、参詣の際に申し込むことができます。 

塩澤寺は、808(大同3)年、空海(弘法大師)が創建と伝えられる古刹。
当日は参道に130軒あまりの露店が出店し、10万人もの参詣者で賑わいをみせます。
塩澤寺周辺には交通規制も実施。
参詣にあたっては駐車場がないので公共交通機関の利用を。
路線バスのほか、臨時バス(甲府駅南口バスターミナルから湯村温泉入口まで直通)が運転されます。

塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』

 

塩澤寺『厄除地蔵尊祭り』|甲府市
開催日時 毎年2月13日正午〜2月14日正午
所在地 山梨県甲府市湯村3-17-2
場所 塩澤寺
関連HP 塩澤寺公式ホームページ
電車・バスで JR中央本線甲府駅から山梨交通バスで湯村温泉入口下車、徒歩10分
ドライブで 中央自動車道双葉スマートICから4.3km、甲府昭和ICから約6km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 塩澤寺 TEL:055-252-8556/FAX:055-254-0448
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
塩澤寺

塩澤寺

山梨県甲府市の湯村温泉にある真言宗智山派の寺が、塩澤寺(えんたくじ)。大同3年(808年)、諸国行脚の空海が、厄除地蔵菩薩を自刻したのが創始と伝わる古刹。天暦9年(955年)に踊念仏で知られる空也上人が塩澤寺を開いています。室町末期の特徴を

 

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