名島門

名島門

福岡県福岡市中央区、福岡城の城跡でもある舞鶴公園内に移築された門が名島門(なじまもん)。天文年間(1532年~1555年)、博多湾の東部、多々良川の河口に築かれた名島城(現・福岡市東区名島)の城門で、度重なる移築の後、戦後に舞鶴公園内に移築されています。

舞鶴公園内に移築された名島城の遺構

多々良川の河口、三方を海に囲まれた地に建てられた、戦国時代の城郭・名島城。
福岡藩祖・黒田如水(黒田官兵衛)、初代藩主・黒田長政親子も筑前転封後、一時、名島城に入城していますが、慶長12年(1607年)、福崎(現在の福岡市城内)に新たな城を築き、これを居城としたため、名島城は廃城になっています。
その際、名島城の石垣や門を新城である福岡城に移築したため、現在城内にはその遺構が残されています。

このうち名島門は、黒田二十四騎のひとりで槍使いの猛者、林直利(はやしなおとし=林掃部・はやしかもん)が黒田長政から譲り受け、林家の武家屋敷門として使用(あくまで伝承ですが)。
明治時代、長崎の商人に買い取られ、県外散逸の危機の際、福岡藩士を父にもち、福岡県の経済発展に貢献し、日本に亡命した孫文を援助した代議士・平岡浩太郎(ひらおかこうたろう/明治39年没)により買い戻され、天神の自宅に移築され、戦後、富士ビルの建設に伴い、平岡浩氏(平岡浩太郎の孫)によって舞鶴公園内に移設されています。

舞鶴公園内でも、かつての福岡城三の丸、黒田如水の隠居所である御鷹屋敷跡(現在の牡丹・芍薬園)に建っています。

名島門
名称 名島門/なじまもん
所在地 福岡県福岡市中央区城内2
関連HP 福岡市公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄空港線赤坂駅または大壕公園駅から徒歩8分。天神バスセンターから西鉄バス西浜・姪ノ浜行きで4分、大手門下車、徒歩2分
ドライブで 福岡都市高速西公園ランプから約2.8km。または、天神北ランプから約3.3kmで舞鶴公園第2駐車場
駐車場 舞鶴公園第1駐車場(69台/有料)・舞鶴公園第2駐車場(72台/有料)
問い合わせ 福岡市経済観光文化局文化財部文化財保護課 TEL:092-711-4666/FAX:092-733-5537
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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