福岡県那珂川市、JR博多南線・博多南駅の南側に位置するのが、博多総合車両所。山陽新幹線博多駅延伸の前年、昭和49年に誕生した新幹線の車両基地で、現在はJR西日本の保有する山陽新幹線唯一の総合車両基地となっています(JR九州は九州新幹線用に熊本総合車両所を保有)。
春日西多目的広場公園には「新幹線の見える丘」も
JR博多南線は、山陽新幹線の博多駅から南に9.2kmの位置にある博多総合車両所までの回送線を旅客線化した線区で、新幹線用の設備を使用し、新幹線車両を使用する在来線という、日本で唯一の風変わりな路線。
特急料金130円を支払って、在来線を走る新幹線車両にのるということになります(青春18きっぷなどは利用できず、ICカード乗車券にも非対応)。
その博多南駅(駅は春日市)のホームから眺める東側〜南東側は、すべて博多総合車両所の敷地。
博多総合車両所を東西に横断する春日中央通りは、車両基地をアンダーパスするため、新幹線が並んでいる姿を見ることができません。
博多総合車両所の東側を南北に走る「いきいき通り」も、博多総合車両所の線路よりも低い場所を走る部分が多く、かろうじて南端部の春日西多目的広場公園あたりで視界が開ける感じとなっています。
この春日西多目的広場公園には「新幹線の見える丘」もあり、新幹線ウォッチングに絶好の場所となっています。
もともと原遺跡と呼ばれる遺跡ですが、そこに築山を整備し「新幹線の見える丘」としたもの。
駐車場の横にあるのでわかりやすい場所です。
ちなみにJR西日本とJR九州の管理境界は博多駅構内ではなく、博多総合車両所となっています。
新幹線ウォッチングに絶好! 博多総合車両所 | |
名称 | 博多総合車両所/はかたそうごうしゃりょうじょ |
所在地 | 福岡県那珂川市中原東2-1-1 |
電車・バスで | JR博多南駅から徒歩10分で新幹線の見える丘 |
駐車場 | 春日西多目的広場公園駐車場(90台/無料) |
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