岐阜県美濃市、1300年の伝統を誇る伝統的工芸品、美濃和紙の産地にある紙のテーマパークが、美濃和紙の里会館。美濃和紙の歴史、製造工程、暮らしの中に息づく和紙を紹介し、あわせて販売、紙漉き体験が可能という、美濃和紙に特化した施設で、売店、レストランも併設されています。
美濃和紙の紙すき体験でオリジナル和紙を製作
美濃国の和紙づくりは、当初、美濃国の国府(現・岐阜県不破郡垂井町)のある西濃で始まりましたが、その後、中濃へと伝わりました。
大宝2年(702年)の美濃和紙でできた美濃国戸籍用紙は、正倉院に保管されています。
美濃では原料となる楮(こうぞ)が採れ、最盛期には美濃市周辺には5000戸もの紙すきの家があったとか。
楮を原料にするのが障子紙、便箋、封筒で、雁皮(がんぴ)を使ってあぶらとり紙、三椏(みつまた)はお札などに使われています。
第1展示室では、和紙作りの歴史や製造工程、全国各地の和紙と美濃和紙との対比などを、第2展示室では、暮らしのなかの和紙や和紙のもつ奥深さなども紹介。
また地下1階のワークショップでは紙すき体験も可能(予約制)。
伝統の「流し漉き」(障子紙程度の和紙を製作)や「溜め漉き」(葉書を製作)などで、オリジナル和紙の製作体験が楽しむことができます。
売店や新製品を展示するショールーム(地下1階)、朝はモーニング、昼はランチを用意するミュージアムレストラン「花みこし」(1階)も併設。
美濃和紙あかりアート館、旧今井家住宅・美濃史料館、美濃和紙の里会館の3館共通券も発売。
美濃和紙の里会館 | |
名称 | 美濃和紙の里会館/みのわしのさとかいかん |
所在地 | 岐阜県美濃市蕨生1851-3 |
関連HP | 美濃和紙の里会館公式ホームページ |
電車・バスで | 長良川鉄道美濃市駅から岐阜バス洞戸栗原行きで、和紙の里公園前下車、すぐ |
ドライブで | 東海北陸自動車道美濃ICから約11.5km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 美濃和紙の里会館 TEL:0575-34-8111/FAX0575-34-8280 |
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