旧今井家住宅・美濃史料館

旧今井家住宅・美濃史料館

岐阜県美濃市の美濃市美濃町伝統的建造物群保存地区にある古い商家を再生した史料館が、旧今井家住宅・美濃史料館。「うだつの上がる町並み」として有名な美濃町を代表する商家(美濃和紙の和紙問屋)が今井家で、代々兵四郎を襲名し、江戸時代末期〜昭和初期には庄屋を務めていた名家です(美濃市の文化財に指定)。

「うだつの上がる町並み」のシンボル的な商家

現存する建物は江戸時代中期に建てられ、明治時代初期に増築されたと推測され、間口12間(22m)、奥行8間(14.5m)、建坪96坪(316.8平米)の中2階で、外壁は真壁造り、漆喰仕上げ、屋根の両端には防火を兼ねた卯建(うだつ)を上げています。
延面積145坪(478.5平米)と市内最大規模の商家で、通りに面した主屋の背後には中庭と土蔵が並んでいます。

内部は8間取りで、帳場、奥座敷などがあり、奥の6室は床が高く格式の高い造りに。

庭には日本庭園最高技術といわれる水琴窟もあって、「うだつの町の水琴窟」として環境省の日本の音風景100選にも選定されています。

美濃市本住町の「松久永助紙店」は、幕末に今井家で丁稚奉公した2代目・松久永助が明治9年、障子紙の卸問屋・原料問屋として独立したもの。
4代目が紙店を続けています。

美濃和紙あかりアート館、旧今井家住宅・美濃史料館の2館共通券、美濃和紙あかりアート館、旧今井家住宅・美濃史料館、美濃和紙の里会館の3館共通券も発売。

旧今井家住宅・美濃史料館
名称 旧今井家住宅・美濃史料館/きゅういまいけじゅうたく・みのしりょうかん
所在地 岐阜県美濃市泉町
関連HP 美濃市公式ホームページ
電車・バスで 長良川鉄道美濃市駅から徒歩10分
ドライブで 東海北陸自動車道美濃ICから約3km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 美濃市教育委員会人づくり文化課 TEL:0575-35-2711
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
美濃市美濃町伝統的建造物群保存地区

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