岐阜県岐阜市にある臨済宗妙心寺派の寺で、地元では「だるま観音」と呼ばれるのが大龍寺。本尊は腹帯子安観世音菩薩、達磨大師(だるまだいし)で、子授け、安産、虫封じにご利益が大とされています。達磨大師の分身として「祈願だるま」が授与され、毎年1月12日〜1月18日の間の日曜に『だるま供養』が行なわれています。
裏山、中庭のドウダンツツジも見事
寺伝によれば飛鳥時代の持統天皇の時代、国家鎮守の寺として創建された古刹。
安元元年(1175年)、後白河法皇が安徳天皇(後白河法皇の孫)の托胎安泰の勅願所として腹帯子安観世音菩薩を安置しています。
お腹に大きな帯を結んだ観世音菩薩像で、子授け・安産・子育てのご利益があるといわれています。
文喜2年(1502年)、美濃国守護・土岐氏が瑞翁禅師を招いて密教寺院から臨済宗に改宗し、持仏の達磨大師を安置。
往時の建物は明治24年10月28日の濃尾地震で倒壊。
現存する堂宇はその後の再建です。
境内には1000本以上のドウタンツツジが植栽された満天星庭園(どうだんていえん/中庭・裏庭)があり、4月中旬の花と11月下旬の紅葉は見事。
花の時期と紅葉時は特別公開(濡れ縁からの見学)されています。
大龍寺 | |
名称 | 大龍寺/だいりゅうじ |
所在地 | 岐阜県岐阜市粟野2339 |
関連HP | 大龍寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR・名鉄岐阜駅から岐阜バス高富方面行きで高富大竜寺前下車 |
ドライブで | 東海北陸自動車道岐阜各務原ICから約17km |
駐車場 | 100台/無料(初観音・だるま供養、灯篭まつりの際には利用不可) |
問い合わせ | 大龍寺 TEL:058-237-3837 |
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