岐阜県恵那市岩村町富田、城下町・岩村から中津川方面へと国道363号を走ると、その途中にあるのが、農村景観日本一の風景。岩村盆地の中に、瓦と白壁の昔ながらの農家や土蔵が点在する総面積150haという農村景観が展開。田園風景の周囲には愛知県との県境の山並みが二重、三重となって景観を際立たせています。
懐かしい田園風景が残る地が岩村田に
平成元年、京都教育大学・木村春彦名誉教授(当時、地域環境を考える研究会「国土問題研究会」理事長に就任)が、「農村景観日本一」としたことで地元メディアなどで話題に。
盆地の中に、瓦と白壁という昔ながらの農家や土蔵が点在すること、溜め池などがバランスよく配置されているところが評価されたのだとか。
国道363号脇に景観展望所も設置され、農村景観日本一の風景を手軽に眺めることができます。
農林水産省、全国農業共同組合中央会、全国土地改良事業団体連合会、全国森林組合連合会、全国漁業共同組合連合会の共催で行なわれる『第7回日本のむら景観コンテスト』(平成11年)の集落部門で、この富田地区の「田園の夕暮れ」が農林水産大臣賞(最高賞)を受賞。
「岩村城跡のある城山や水晶山の山並みを背景に、広葉樹や針葉樹の森、瓦と白壁の農家などが水田の中に程良く配置。周囲には近代的な建物がほとんど無く、古い日本の農村風景を見事に残している」ことが受賞の理由です。
富田地区の「田園の夕暮れ」が農林水産大臣賞を受賞したことにより、名実ともに日本を代表するふるさと景観の地として全国から注目を浴びるようになったのです。
NPO法人農村景観日本一を守る会も立ち上がり、茅葺屋根の葺き替えなど(現在「茅の宿とみだ」として運営)、景観維持、地域活性に尽力しています。
「茅の宿とみだ」は、1棟貸し切りできる古民家で、自炊が原則です(トイレ、風呂、キッチンなどの水回りは最新設備)。
農村景観日本一の風景 | |
名称 | 農村景観日本一の風景/のうそんけいかんにほんいちのふうけい |
所在地 | 岐阜県恵那市岩村町富田 |
関連HP | 恵那市観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 中央自動車道恵那ICから約13km |
問い合わせ | 恵那市観光協会岩村支部えなてらす TEL:0573-43-3231 |
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