榛名湖

群馬県高崎市榛名湖町、吾妻郡東吾妻町にまたがる周囲約5kmのカルデラ湖が榛名湖（はるなこ）。榛名山（はるなさん、標高1391m）の噴火の際、カルデラの一部に水がたまってでき湖で、湖面面積が1平方キロ以上の自然湖としては、中禅寺湖（栃木県日光市）に次いで、全国2位の高所の湖となっています。

全国2位の高所湖は、美しいカルデラ湖

上毛三山（赤城山・榛名山・妙義山）に数えられる榛名山。
複式成層火山で、山頂部で数回にわたり大噴火とともに山体内が空洞となり、陥没が発生し、南北2.5km、東四4kmにおよぶカルテラが形成されたもの。
陥没したカルデラ内に水が溜まったのが榛名湖です。
つまり、榛名湖から美しく眺める榛名富士は中央火口丘ということに。

榛名湖全体が御料地の払い下げを受けて設置された県立榛名公園となっています（榛名湖西側の民有地など公園外の場所も）。

昭和15年に発表され、「山の淋しい湖に」の歌い出しで有名になった名曲『湖畔の宿』（作詞：佐藤惣之助）は、榛名湖がモチーフ。
南西岸にある旅館「湖畔亭」がそのモデルで、南西岸（湖畔亭の北側）には湖畔の宿記念公園も造られています。
湖畔の宿記念公園近くには竹久夢二のアトリエも復元。

南西の湖岸は、みやげ物店などが軒を連ねる観光地で、榛名湖レストハウスを起点とした遊覧船やボート遊び、冬の氷上スケートなど、アウトドアの拠点にもなっています。
9月～3月はワカサギ釣りのシーズンで、冬の穴釣りは人気。

湖の南東岸の沼ノ原には榛名公園ビジターセンターや榛名湖オートキャンプ場、湖岸の木道（榛名湖畔＝所要20分、ユウスゲの道＝所要30分）などが整備され、散策にも絶好。
榛名湖畔をのんびりと周遊するトテ馬車も運行されています。

沼ノ原のユウスゲ（キスゲ）は、7月下旬～8月中旬が見頃。
12月には『榛名湖イルミネーションフェスタ』が開催され、打ち上げ花火が期間中数回打ち上げられています。

榛名湖
名称	榛名湖／はるなこ
所在地	群馬県高崎市榛名湖町
関連HP	榛名観光協会公式ホームページ
電車・バスで	JR高崎駅から群馬バス榛名湖畔行きで1時間25分、終点下車
ドライブで	関越自動車道渋川伊香保ICから約23km
駐車場	公共駐車場（1000台／無料）
問い合わせ	榛名観光協会 TEL:027-374-5111
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