お城が民宿!?　天守閣にお手軽料金で宿泊！

「お城に泊まる」というのが話題ですが、いずれも富裕層向けの企画が多く、しかもコンクリート製の復興天守（観光天守）で、文化財ではありません。そんなブーム以前から城郭（天守）をイメージして建てたというユニークな民宿が、茨城県日立市にある「お城の民宿 花ぐるま」です。

3階の最上階は、「天守閣」として宿泊可能

茨城県日立市、江戸時代には年貢米を船積みしたという小木津浜（おぎつはま）背後の高台に建つ、外観はお城そっくりの建物が、「お城の民宿 花ぐるま」。

家族で経営を営む全7室という小さな民宿ですが、お城をイメージしたというだけあって最上階の客室は、ずばり「天守閣」という名が付けられています（エレベーターはなく、階段を利用）。
最上階3階の広々客室（18.5畳+7.5畳、禁煙）で、バストイレ付。
大海原を眺めて殿様気分に浸ることができますが、当然、一番人気の部屋なので、早めの予約が必要です。

2間続きで1室が和室のスタジオとなっているコスプレイヤー歓迎の部屋もあるというユニークさです。

夕食は、近海の魚や常陸牛など地元の素材を活かした手作り料理で、既製品は使わないというこだわり。
朝食も女将手作りの和朝食で、料理目当てという常連もいるほどで、夕食朝食ともに広間でいただきます。

浴室はひとつなので、時間を区切っての貸切利用。
朝はシャワーのみ利用できます。

注目は宿泊料で、天守閣に泊まって「常陸牛陶板焼きと地産地消コース」を味わっても休前日でも2食付1万5000円台という手軽さ！

1泊2食2名で132万円（木造復元天守の「大洲城キャッスルステイ」）など、100万円オーバーが当たり前というようなキャッスルステイに比べて、「お城の民宿 花ぐるま」は庶民の味方。
当然、火縄銃での号砲などという歓迎セレモニーや、駅からの送迎などもありませんが、心のこもったサービスでは負けていません。

お城好きのファミリー、カップル、グループなら、ぜひお手軽料金で天守閣宿泊体験を。

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