西武池袋線の東吾野駅と吾野駅の間、並走する国道299号の車窓からツキノワグマが目撃されています。飯能市井上地区で、近くには人気のリゾートホテル「休暇村奥武蔵」があり、東吾野駅、吾野駅ともに奥武蔵のハイキングコースの起点となる駅です。当然、奥武蔵ハイキングも要注意となることに!
埼玉県のブナの実は、2025年大凶作で熊出没増加!

埼玉県環境部みどり自然課によれば、ツキノワグマの餌となる堅果類(ドングリ)の調査を実施した結果、ミズナラは豊作だったものの、コナラ・ブナは凶作・大凶作という判定に(90%以上を大豊作、50~90%を豊作、25~50%を並作、10~25%を凶作、0~10%を大凶作)。
具体的なデータでは、ミズナラの落下果実密度が53・7%(前年度66・1%)、コナラが24・2%(同59・8%)、ブナが4・9%(同38・3%)と、ミズナラは豊作だったものの、コナラ・ブナについては凶作、大凶作という判定に。
「冬にかけて餌を求める熊の人里への出没が増加する可能性があります」と警戒を呼びかけています。
2024年はミズナラ、コナラは豊作、ブナも並作だったのでさほど心配はありませんでしたが、2025年は大きく悪化。
埼玉県内でツキノワグマの生息地は、秩父市と飯能市周辺。
熊が人里に餌があることを学習すれば、さらに遭遇する危険性が増すということで、冬眠前のツキノワグマの出没には厳重な注意が必要です。
飯能市内では10月に入ってからも、旧南川小学校の南(南川地区)、JR八高線の線路内(阿須地区)、武蔵の森病院と瀧不動の間(飯能地区)などと9件の目撃例が報告されています(秩父市内では6件)。
奥武蔵のハイキングなどに出かける際には熊除けの鈴を携行、グループで行動などを心がける必要があります。
| 【熊前線異常あり!】 埼玉県・飯能市吾野で熊出没!|2025 | |
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