兵庫県西宮市、JR福知山線の複線化の弊害になった武庫川渓谷沿いの路線(生瀬駅〜武田尾駅)をトンネル化し、廃線にしたことで、渓谷沿いに続く4.7kmの廃線跡がJR福知山線廃線敷として平成28年に開放。生瀬駅側から歩いて、2番目のトンネルが北山第二トンネルです。
JR福知山線廃線敷で最長のトンネル
明治32年1月25日、阪鶴鉄道の有馬口駅(生瀬駅)〜三田駅間が開通していますが、開通時に掘削された隧道(トンネル)が北山第二トンネル(北山第二隧道)です。
当初の全長は397mでしたが、昭和31年に落石防護のため生瀬側に16m延長され413mに(JR福知山線廃線敷では最長)。
内部の側壁は野石乱積み、アーチ部分は4段のレンガ長手積みで、生瀬側の坑門は、鉄筋コンクリート製になっています。
トンネルを抜けたところに待避禁止標(禁止区間413m)が設置されていますが、トンネル内には保線員などの退避場所がないことを示しています(トンネルの周辺に退避場所が設置されています)。
照明はなく、足元を照らす懐中電灯、ヘッドライトが必要です。
また、落石などの危険もありますが、自己責任で通行となっています。
JR福知山線廃線敷・北山第二トンネル | |
名称 | JR福知山線廃線敷・北山第二トンネル/じぇいあーるふくちやませんはいせんじき・きたやまだいにとんねる |
所在地 | 兵庫県西宮市塩瀬町 |
関連HP | にしのみや観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR生瀬駅・西宮名塩駅から徒歩15分、武田尾駅から徒歩8分で廃線敷入口 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 西宮観光協会 TEL:0798-31-7821/FAX:0798-31-7820 |
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