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尾道・れんが坂

尾道・れんが坂

坂の町として知られる、広島県尾道市には尾道水道から山側に上る美しい坂道や小路が数多いのですが、そのほとんどが無名のもの。れんが坂は数少ない名前のある坂道。西國寺と映画『転校生』(昭和57年)のロケ地としても有名な御袖天満宮を結ぶ散策ルートの途中にあり、西國寺から歩くと長い上り道になります。

その昔「蓮華坂」と呼ばれていた

映画『転校生』の主演・斉藤一夫を演じた尾美としのりも海・山・坂道・人間がすべて素敵な尾道と書き記していますが(『ぼくと尾道』)、観光パンフレットに名前が記載される数少ない坂道の一つがこのれんが坂です。
ただし、現地に坂名を示す標識はないので、この名もあくまで通称。
その昔「蓮華坂」と呼ばれていたものが変化したと伝えられています。
場所がよくわからない場合には大山寺、愛宕祖霊殿を目標に。
御袖天満宮周辺では迷路のような脇道、脇坂、脇階段に迷い込むのも尾道らしい旅の楽しみ方です。
『尾道灯りまつり』(10月)の際には、ぼんぼりが配されて、幻想的です。

尾道・れんが坂
名称 尾道・れんが坂/おのみち・れんがざか
所在地 広島県尾道市西久保町
電車・バスで JR尾道駅から徒歩20分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約9km
駐車場 市役所庁舎南駐車場(99台/有料)など
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

西國寺

天平年間(729年~749年)に行基が創建したと伝えられる真言宗醍醐派の大本山が広島市尾道市、尾道水道を眼下にする西國寺(さいこくじ)。西国随一の真言宗の寺で、伽藍の規模が正に西国一という意味で、西國寺と名付けられました。仁王門には2mもの

御袖天満宮

延喜元年(901年)、讒言(ざんげん)で流刑になった菅原道真が大宰府(だざいふ)に向かう途中で立ち寄ったのが尾道。地元の人々に親切にされたことに感謝して残した着物の片袖を御神体にしたと伝える神社が御袖天満宮(みそでてんまんぐう)です。本殿前

第19回尾道灯りまつり|2024

2024年10月12日(土)18:00~20:30、広島県尾道市で『第19回尾道灯りまつり』が開催。寺と寺を結ぶ路地や参道、駅前緑地帯などを3万4000個という膨大なロウソクの灯りでライトアップする。千光寺山ロープウェイは17:30~21:

千光寺新道

広島県尾道市は、大林宣彦監督の尾道三部作で知られるロケの町。宝土寺裏手にある階段が続く細い路地が千光寺新道で、尾道水道側からアプローチすると渡場通りから山陽本線を越え、一気に千光寺山に向かって登る雰囲気に。階段の横は石垣や板塀でなかなか風情

 

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