広島県尾道市長江1丁目にある古社が、艮神社(うしとらじんじゃ)。大同元年(806年)創建で、現在の尾道市内では最古の神社。では、樹齢900年というクスノキがそびえ立ち、昭和58年公開の映画『時をかける少女』(大林宣彦監督「尾道三部作」のひとつ、主演・原田知世)のロケ地にもなっています。
映画『時をかける少女』、『ふたり』のロケ地
タイムトラベラーとなった主人公・芳山和子(原田知世)が、幼い頃の自分と両親に出会うシーンが撮影され、昭和57年公開の映画『転校生』の階段落ちシーンの御袖天満宮とともに、聖地巡礼の走りとなったのが尾道の艮神社です。
祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ) ・素戔男命(すさのおのみこと)、吉備津彦命(きびつひこのみこと)の4柱。
尾道を舞台に、亡き姉の幽霊に見守られながら成長していく多感な少女の姿を描いた赤川次郎の小説を映画化した大林宣彦監督「新尾道三部作」第1作の『ふたり』(平成3年公開、主演・石田ひかり)でも浄土寺山不動岩展望台、浄土寺、千光寺などとともにロケ地になり、大林作品の尾道ロケを行なう際に安全祈願のお祓いを行なうのが、この艮神社でした。
大林宣彦監督の遺作となったファンタジー映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(令和2年公開)も、ロケ時の平成30年7月1日にお祓いを行なっています。
千光寺山ロープウェイ山麓駅近くにあり、境内の真上をロープウェイが通っています。
園山春ニさんが始めた空間プロジェクト「尾道イーハトーヴ」で誕生した猫の細道(福猫石が置かれる路地)とは、艮小路で結ばれています。
艮神社(尾道) | |
名称 | 艮神社(尾道)/うしとらじんじゃ(おのみち) |
所在地 | 広島県尾道市長江1-3-5 |
関連HP | 尾道観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR尾道駅から徒歩20分 |
ドライブで | 山陽自動車道尾道ICから約7.6km |
駐車場 | なし/周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 艮神社 TEL:0848-37-3320 |
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