旭岳温泉(旭岳駅)と旭岳5合目の旭平(姿見駅)を結ぶワカサリゾートが運行するロープウェイ。日本初のスイスガラベンダ社101人乗りの大型ゴンドラで、標高1600mの旭平に立つことができます。高低差489.32m、距離2361mを10分で結んでいます。終点の姿見駅から旭岳の勇姿を映す姿見の池へは徒歩25分ほど。
旭岳温泉と旭岳5合目・姿見駅を結ぶロープウェイ
標高1100mの旭岳駅は、エゾマツなどの針葉樹林帯。途中で森林限界を越え、終点の姿見駅はハイマツ帯。姿見駅はハイマツとナナカマド、高山植物が咲き乱れる高山帯です。
チシマザクラの開花は、例年6月中旬〜下旬頃。
つまり、桜の花見は6月と遅く、高山植物の見頃は7月下旬〜8月頃。
夏は短く、8月末に入るとウラジロナナカマドやウラシマツツジ、チングルマなどから、徐々に紅葉が始まり、9月中旬には早くも初雪が降るのが旭岳です。
ロープウエイから眺める紅葉風景もまさに絶景で、ミネカエデやダケカンバの黄色、ナナカマドの赤色、オガラバナのオレンジと錦繍の秋が堪能できます。
ゴンドラに乗るときには、あせって前方の窓側を確保しがちですが、
「登りの場合は、後ろ側の方がおすすめです。山麓駅を見下ろすよう景色が広がり、トムラウシまでの雄大なパノラマが広がリます」(大雪山旭岳ロープウェイ)とのこと。
ちなみに姿見駅には食堂がないので、山麓駅で済ますか(ランチタイムのみの営業)、弁当などの持参を。
旭川・旭岳周辺の取材班おすすめの宿は!?
このエリアを旅するコツは、旭岳ロープウェイで山上に上がるなら、ぜひ旭岳温泉に泊まり、山上での時間にゆとりをもたせること。
旭岳温泉では、全国にリゾートホテルや旅館を展開する共立リゾートの運営する「ラビスタ大雪山」、全26室と優雅なリゾートホテル「ホテルディアバレー」(定山渓グランドホテル瑞苑を経営のハマノホテルズ運営)がおすすめ。
山麓では、ひがしかぐら森林公園にある「森のゆ ホテル花神楽」が比較的にエコノミーで家族向け。
旭川市内では、旭川駅隣接のJRグループの「JRイン旭川」が好評です。
ラビスタ大雪山
旭岳温泉にあるヨーロッパアルプスのホテルを思わせるような、山荘風のホテル。
部屋の窓から旭岳を眺める一等地に立地。
夕食は創作フレンチ料理と鉄板焼きの2つのレストランを選択。
温泉は源泉かけ流しです。
ホテルディアバレー
「大人の隠れ家」を自認する旭岳温泉のリゾートホテル。
別荘感覚で泊まれるようにとゆったりとした設計になっており、滞在にも向いています。
夕食は、前菜・メイン料理2皿に加え「野菜たちビュッフェ」が楽しめる「ディアバレースタイル」、またはカジュアルスタイルで楽しめる「和洋ビュッフェ」。
温泉は源泉かけ流しで、姉妹館「ホテルベアモンテ」(徒歩15分)の温泉も無料で利用可能。
森のゆ ホテル花神楽
旭川市街と、旭岳温泉の中間、ひがしかぐら森林公園にあるホテル。
公共の宿としてスタートしたため、設備も充実で、コテージもあります。
大浴場は、シーズン中は日帰り入浴客で混雑することを念頭に。
奮発すれば露天風呂付きの客室も。
JRイン旭川
JRグループのビジネスホテルだけに、JR旭川駅に隣接するという好立地。
イオンモール直結で、買い物などには困らないため、道内旅行の中継地点で、1泊は都会にという人にも絶好です。
温泉ではありませんが大浴場(半露天風呂付き)も備わっています。
ツインもエコノミーツインルーム(17平米)、ツインルーム(24平米)、ラージツインルーム(27平米/3名利用も可能)と3タイプあり、気分と予算に合わせることができます。
大雪山旭岳ロープウェイ | |
名称 | 大雪山旭岳ロープウェイ/たいせつざんあさひだけろーぷうぇい |
所在地 | 北海道上川郡東川町旭岳温泉 |
関連HP | 大雪山旭岳ロープウェイ公式ホームページ |
電車・バスで | JR旭川駅から旭川電気軌道バス旭岳ロープウェイ行き「いで湯号」で1時間50分、終点下車、すぐ |
ドライブで | 旭川空港から約38km |
駐車場 | 150台/有料(11月〜5月は無料)、ビジターセンター前に無料公共駐車場あり、但し冬期は閉鎖 |
問い合わせ | 雪山旭岳ロープウェイ TEL:0166-68-9111/FAX:0166-68-9112 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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